2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
フォト
無料ブログはココログ

« 進歩ということ…インバル、マーラー復活 | トップページ | 全部アンコール »

2010.06.21

ステージマナーについて

私の仲間である(主に)アマチュアの器楽演奏家の方々に向けて書いてます。
吹奏楽やオーケストラではなく(そういう世界はまた独自のマナーがありますね)、ピアニストと共にソロを演奏する場合や、室内楽・アンサンブルの本番の場合がとりあえず対象。

・ステージに出て行く時は、微笑んで。

作り笑いでいいから、ニコニコと、颯爽と。
かといって客席に媚びた態度になったり、ニヤニヤ笑いにならないように(難しいですね)。
お客さんにとっては、演奏者が舞台袖の扉から現れた瞬間から、演奏は始まっています。
何か罰を受けに行くような覇気のない悄然とした態度というのは、興醒め。

・まず会場をざっと見渡した後、一礼。
 楽譜や譜面台や椅子の調整などは、その後。

アマチュアのアンサンブルの演奏では、近年いちばん乱れがある部分です。
これは所謂アンサンブルコンテスト本番での一般的な進行(先に椅子や譜面台を調整してから、アナウンスを待ち、アナウンス後に礼)が原因なのではないかと思っていますが、これはあくまでもコンテスト=競技、という特殊な条件下での流儀。
演奏会だったら、まずは何より先に聴いてくださるお客さんに挨拶、が礼儀です。
もし演奏会で、そういう「アンコン仕様」の挨拶の仕方をされたら、私はその団体の演奏会には以後一切足を運ばない、としても文句は言わないでください。
しかしアマチュアのアンサンブル団体といえども、最近はプロの先生が指導者としてついている場合も多いと思うんですが、それくらいちゃんと教えろよ、と言いたい。

あと、入場時に拍手が起こったら、それを途切れさせないよう素早く行動する。
入ってから譜面を置くこと等にモタモタしていて、拍手が止まってしまい、お辞儀をして改めて拍手、というのは、子供の発表会ならともかく大人の演奏としてはちょっと野暮ですね。

・ステージに余計なものを持ち込まない。

替えリードでもスワブでも、必要なものは持って構わないんですが、なるべく目立たぬように。
楽譜もですね。
よく中高生の吹奏楽の部活で使うような、楽譜入りの分厚いクリアファイルを置いてソロの本番を吹いた人というのを見たことがあるんですが、ものすごい違和感ありでした。だって明らかに(その場には)不要な楽譜が入ってそうだし、「私は楽譜をコピーしています」(勿論、違法)、ってことを公言している訳ですしね。
アンサンブルの本番では仕方ない場合もあるのでしょうが。

チューニング、実際の演奏は置いておいて、演奏終了後。

・レディーファースト。

演奏が終わって挨拶し、退場するとき、もしあなたが男性で共演者が女性だったら、女性の方に先に出てもらう。
これはプロの方でも案外守られていない場合があります。
入場の時も女性を先に、という人と、退場の時だけでいい、という人と両方いますが、少なくとも退場時は必ず、ですね。

言うまでもないことですが、演奏がめちゃくちゃでボロボロになってしまったとしても(苦笑)、最後の挨拶はにっこり笑って堂々と、感謝の気持ちをこめて。

…こういう内容のことって意外と文章化されていないので、試みに書いてみました。
ご参考になれば幸いです。

« 進歩ということ…インバル、マーラー復活 | トップページ | 全部アンコール »

音楽随想」カテゴリの記事

コメント

知りませんでした ><;

うーん。ご指摘されていることは、私も観客として聴いているときには、すごく気になっていたことです。でも先日の自分の発表会を思い起こしてみると、できてなかったですね・・・。

こういうことは、今まで言葉にされることは少なかった(というか、私は初めてみました)ことなので、改めて心にとめておきたいと思います。演奏はともかく、マナーくらいはスマートにいきたいですからね。

> ・まず会場をざっと見渡した後、一礼。
> 楽譜や譜面台や椅子の調整などは、その後。

これ、本当に守られていないですよね…仰る通り、アンコンの弊害なのかもしれませんが。某先生の発表会に四重奏でお呼びいただいたときに教えてもらい、それ以来Tsukuba SQでは実践しています。

さすがにプロフェッショナルでは見たことがありませんが、音大生ですらけっこう出来ていない人がいますね。

私自身も、例えばレディーファースト、を意識して実践するようになったのはこの5、6年のことだったりします。
こういったことはプロの音楽家の間では口伝されてきたことなのかもしれませんが、明文化されていないし、素人さんに教える人もいなかったんですね。

我々アマチュアが、ソロや室内楽の本番をバンバンやるようになってきたのは、たかだかこの20年くらいのことで、これも時代の変化のひとつなのかなと思います。

この隙に、アンコン仕様のマナーみたいなイビツで品のないものが浸食して来ないよう、正しいマナーの啓蒙と明文化が必要だと感じる次第です。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 進歩ということ…インバル、マーラー復活 | トップページ | 全部アンコール »