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2010.06.22

全部アンコール

YNSO, 100621読売日本交響楽団 第 527回名曲シリーズ(サントリーホール)

モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」序曲
ドヴォルザーク/スラヴ舞曲集第2集より第2番、同第1集より第3番
ブラームス/ハンガリー舞曲第5番
ヨハン・シュトラウスII /皇帝円舞曲
ヴァインベルガー/歌劇「バグパイプ吹きシュヴァンダ」より ポルカとフーガ
ビゼー/歌劇「カルメン」より 前奏曲、アラゴネーズ、間奏曲、ジプシーの踊り
ボッケリーニ(L.ベリオ編)/マドリードの夜の帰営ラッパ
ファリャ/歌劇「はかない人生」より 間奏曲と舞曲第1番
グラナドス/歌劇「ゴイェスカス」より 間奏曲
ヒメネス/サルスエラ「ルイス・アロンソの結婚」より 間奏曲
 指揮:ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス
 (コンサートマスター:藤原浜雄)

クラシックのコンサートを聴くと、最後に演奏されたアンコールが、肩の力の抜けたとてもいい演奏だったり、一番印象に残ったり、ということがよく起きる。
所謂「アンコールピース」と呼ばれる小品は、基本的にそのように、聴く人の心を解放に向かわせるように最初から作られている。
じゃあ、そういう曲ばっかりで一晩の演奏会を組んだらどうなるか、という、今日聴いたのはそんなコンサート。

昔読んだ山下洋輔さんの本に、コンサートの打ち上げで披露される隠し芸や出し物があまりにも楽しく面白いので、コンサート抜きで打ち上げ芸だけをやる「ザ・ウチアゲ」と称するイヴェントを日比谷野音で観客6000人を集めて開催してしまった、という話があったけれど、なんだかそれに近いノリかも。
見ての通り、定番アンコールピースから、非常に人懐こくかつ壮麗なヴァインベルガーや、ベリオ編曲のボッケリーニのようなちょっとひねった小品まで、色とりどり。
指揮は読響名誉指揮者、1933年生まれのスペインの人間国宝的巨匠、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス。
50cm以上ありそうな長い指揮棒をぶんぶん振り回して、大熱演。
ほとんど曲間も置かず、拍手に応えて一度振り返ってお辞儀するだけで、どんどん次の曲へと進む。
さすがに、曲によってはオケに任せて流すようなところもあるけれど、最後のスペイン物3曲の堂に入った捌きっぷりはお見事!でした。
ヒメネスはフリューベック氏が常任を務めるドレスデン・フィルの来日公演のアンコールでも聴いたことがあって、とても印象に残ったものだった。今日もまた。

この演奏会にもやっぱり最後に「アンコール」がありまして。
何かというと、「ラデツキー行進曲」!
なるほど、アンコール中のアンコール、ってことですね。
フリューベックさん、オケは放っといて完全に客席の方に向き直って、「拍手を指揮する」ことに真剣に専念しておりました(笑)
客席にいた側としては、曲に合わせて手拍子を叩いた、というより、フリューベックさんの指揮で打楽器(ハンドクラップ)を演奏した、ような気分。

あー楽しかった。
ある意味、「名曲コンサート」の究極の姿といえよう。

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