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2010.05.23

ペレアスとメリザンド

Pelleas et Melisande新日本フィルハーモニー交響楽団 第461回定期演奏会(すみだトリフォニーホール)

ドビュッシー/歌劇「ペレアスとメリザンド」(全5幕、コンサート・オペラ形式)

 ペレアス:ジル・ラゴン
 メリザンド:藤村実穂子
 ゴロー:モルテン・フランク・ラルセン
 アルケル:クリストフ・フェル
 イニョルド:アロイス・ミュールバッヒャー
 羊飼い/医師:北川辰彦
 ジュヌヴィエーヴ:デルフィーヌ・エダン
 栗友会合唱団
 演出・字幕:田尾下哲
 指揮:クリスティアン・アルミンク
 (コンサートマスター:崔文洙)

21日のこと。
今季のNJPで最も楽しみにしていた公演。
6時半開演はキツかったが、なんとか間に合わせた。
ホントは2日めの日曜にゆっくり聴きたいところなんだけど、練習と重なったので金曜にして、職場を定時で脱兎のごとく去ることを選んだ(仕事より練習が大事。笑)。

「ペレアス」全幕を観るのは5度め。
特にオペラを好んで観る習慣はないのだけれど、この演目だけは、作品自体が好きなことと、特別な大きな機会に演奏されることが多いので、私にとっては別格な存在なのだ。
ジャン・フルネ指揮による日本初演40周年記念演奏会(都響、1998年)や、若杉さんの生前最後の本番となった一昨年の新国立劇場(東フィル)など、印象深い公演は多い。

今回もまた、ある種の特別な雰囲気があったと思う。
声楽陣にこれほど不満のない公演ははじめてかもしれない。
藤村さんがさすが、大ブラヴォーを浴びていたが、海外陣もいい仕事をしていたと思う。
代役ながら前評判の高かったジル・ラゴンもだが、私はゴロー役のデンマークのバリトンに感心した。
オーケストラも、明晰そのもの。
アルミンクは、大きな、はっきりした指揮で、キッパリとオーケストラに指示を出してゆく。
私が過去もうひとつ観る予定だった「ペレアス」というのがあって、10年以上前の小澤指揮のやはりNJPだったのだが、そのときは小澤さんが体調不良でキャンセルになり、公演自体も中止となってしまった(ぴあスポットで返金、というのをはじめて経験した)。
その当時、小澤さんのアシスタントとして付いていたのがアルミンクで、もしかしたらその時のリベンジ、という意気込みがあったのかしらん(中止にならず、別の指揮者の代演で行なわれた公演もあったが、アルミンクには結局出番は訪れなかった)。

コンサート・オペラということで基本的に簡素な舞台だが、背後に大きなスクリーンを設置し、そこに背景となる景色(森の風景や湖、洞窟の中、お城の大広間や地下室など)と日本語字幕を、映画のように投影しつつ進む。
これがなかなか効果的だった。
結果的に非常に象徴性の高い舞台となり、中途半端なリアリズムを追求するよりも、特にこのオペラにはふさわしいと思った。
第3幕のあと30分休憩で、終演は結局10時を過ぎる。
仕事のあとに4時間近いオペラを観るというのはなかなか疲れることだ。

今まではここに、本日の出演者、というプログラムに添付の資料をスキャンして貼りつけていたのだけれど、今回は「この情報をブログなどで二次利用されることをかたくお断り致します」というオーケストラ側からの文言が入っていたので、仕方ない、諦めることにする。
何かマズイことでもあったんだろうか。
まあ、エキストラ奏者も含む公演の出演者名というのは存外にセンシティブな情報であり、都内のプロオケでそんなものを公開しているのはNJPくらいしかない訳で、客へのサービスの一環として敢えて公開していたということなのだろうから、せっかくの公開自体が中止になってしまわないよう、配慮はしましょう。

ただ、今までも、テキストで書かずに(オフィシャルな)画像を貼りつけていたというのは、私なりの配慮のつもりだったので(テキスト化すると、検索で引っかかったりして、より情報として一人歩きしやすくなりますから)、そこんところはご理解いただきたく。

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