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2010.05.09

「名演」

NHKSO, 100508NHK交響楽団 第1673回定期演奏会[Aプログラム](NHKホール)

ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲(Pf:小山実稚恵)
同 /交響曲第2番
 指揮:尾高忠明
 (ゲストコンサートマスター:ヤーノシュ・セルメチ)

超・名・演。
いや、ホントに。
「名演」というのは、こういうものを言うのだ。

音楽の「設計図」がまず完璧。
それを、細心に、決然と、深く!余分な力をどこにも入れず、自然に、トレースしてゆく。
あの鋭さと軽さ、細部への目配りと大きなうねりとの両立は、なんというか、神業だ。
先月のブロムシュテットの時よりも感心した。
もしかしたら、縦を揃えてそれっぽくまとめたいつもの「N響的好演」、と思った人もいたかもしれない(どこかが突出しているわけでもなく、全体がきわめて高度に「普通」だったから。「狂詩曲」でのなんてことのない木管群の合いの手の揃い方なんか、とてつもないし)。
終演後の拍手の雰囲気だと、そういう客が多そうだった。
でも、これはそういうのとはレベルが違う。
N響は結構長いこと(NHKホールに通うようになって20年以上、TVで観ていた時代を含めればもっと)聴いてきたけれど、外国人の大巨匠が振った時のようなこういう音楽的充実を、N響が日本人指揮者の下で成し遂げたというのは、もしかしたら初めて聴いたかもしれない。

実は、今日とほとんど同じ曲目、同じ指揮者とソリスト、オケが東フィルという演奏会を、2年前のミューザ川崎のフェスティバルで聴いたことがある。
小山さんのピアノは今日と同じく素晴らしかったけれど、メインの「2番」の方が、最終的には盛り上がって感動的に終わったものの、最初のうちは結構「??」な演奏だった記憶がある。
尾高さんってラフマニノフを得意としている…らしいけれど、ホントにそうなの?と以来疑問を持ってしまっていたんだけど(そんなわけで、今日も当初いまひとつ気乗りがしないままNHKホールに向かったんだけど)。
すみません、改心します。
勿論、東フィルとN響というオーケストラの違いだけではなく、リハーサル日数(自前の定期公演と、ミューザのような依頼公演では、練習にかけられる時間が全く違うはず)、近年の尾高さん自身の円熟など、いろいろな理由はあるとは思う。

「2番」3楽章のクラリネットソロは、団員の松本さん。
演奏終了後、真っ先に立たされて拍手を浴びていた。
昨年来、N響では首席クラリネット奏者2名(横川さん、磯部さん)の定年退職に伴い、オーディションが実施されていたけれど、ひとりはどうやら松本さんの昇格ということらしい(磯部さんもN響入団時は2番奏者だった)。
もうひとりは、都響の伊藤圭さんの移籍(N響ウェブサイトのメンバー表にはもう名前がある)。
去年くらいから、よくN響でトップを吹いている姿を目撃していたので、もしかしたらと思っていたけど、やっぱりそうでしたか。
新天地でのご健闘とご活躍をお祈りします。

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