エルガー1番
数日前から風邪引いて倒れてました。
昨日(14日)の午後あたりからなんとか復活。今日は片づけたい用事があって会社は休みにしてたんだけど、週末は本番でもあるし、用心して家で休憩していました。
といいつつ夜のこれだけは(家から直接)行ってしまう。
寒いよお。まるで真冬のようだ。
東京都交響楽団 第696回定期演奏会(サントリーホール)
ヴォーン=ウィリアムズ/「すずめばち」序曲
ウォルトン/ヴィオラ協奏曲(Va:今井信子)
エルガー/交響曲第1番
指揮:ジェームズ・ジャッド
(コンサートマスター:矢部達哉)
非常に共感にあふれた演奏だった。
特に後半のエルガー。CDも1種類しか持っていないし(しかもあんまり聴いてなくて、今回のためにあわてて聴き直したくらいで)、それほど馴染みのない曲なのだが、おお、いい曲じゃない、と率直に思わせてくれるものがあった。
終演後は盛大なブラヴォーが飛び交う。
指揮者のジャッド氏はよくN響に来ているけれど、大抵いつもポピュラーコンサートしか振らせてもらえていないので(笑)、英国音楽特集の今回は本領発揮というところだったと思う。
1曲めは「イギリス民謡序曲」、という趣の楽しい小品。
オーケストラのくすんだ色彩感が紛れもないヴォーン=ウィリアムズだ。
2曲めのウォルトンは、実は結構頻繁に実演に接しているけれど、第2楽章があまりにもカッコ良いので両端楽章の印象がいまひとつ残らなかったりする。
名手今井さんの音はさすがに存在感があった。
アンコールにヘンデル(細川俊夫編)の「私を泣かせてください」ヴィオラ独奏版を、せつせつと。
場内がぴんと静まり返る。
そういえば客席に細川さんの姿を見かけた。
始まって最初のうち、弦と管のテンポ感の違いが(普段は滅多にないことなのだが)気になる。
コンチェルトでも、今井さんもっと速く弾きたそうなのに…という箇所がいくつか。
でも聴いている間にだんだん良くなって行ったから、来週のもう1回の定期(今度は同じエルガーの2番)は大丈夫だろう。本拠地の東京文化だし。
ただ「2番」は、「1番」以上に(聴くのも演るのも)難しいだろうなあとは思うが。
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