ニューイヤー藤井一興
5日は仕事始め。
夕方、職場内で軽く飲んだり食べたり(ワタシゃアルコールは飲まないが)したあと、テキトーに切り上げてお先に失礼し、またも上野の文化会館へ。
藤井一興 ニューイヤーピアノリサイタル(東京文化会館・小ホール)
ドビュッシー/ベルガマスク組曲
ラヴェル/夜のガスパール
ブーレーズ/ピアノソナタ第1番
ムソルグスキー/展覧会の絵
藤井さん。
ソロリサイタルは久々に聴くことができたけれど、相変わらず物凄いピアノでありました。曲目からして大変なもんだし。
演奏家、というより「音楽再現者」としてのおそるべき力量と感性に、驚嘆。
ブーレーズが美しいのなんのって。ヘタをすると単なる「ギャーン、キーン」のゲンダイオンガクで終わってしまうのに、まさに「陶酔」しましたよ。
誰のことだったか忘れたけれど、ある名優がレストランのメニューを読み上げただけで満場の観客を感動させた、というエピソードを思い出した。
アンコールの「水の反映」(ドビュッシー)がまた、色彩美の極致。
補助椅子まで並ぶ超満員。
しかも、いかにも玄人っぽい雰囲気の客層がコワイです。
オーケストラの演奏会に集うオタクどもなんかは全く怖くないんだけどね。自分も同類だ、ってことが分かってるから。
今年はもう少しピアノとか普通の室内楽のコンサートをたくさん聴きたいなあ。
サクソフォン関連とオーケストラにどうしても偏ってしまうので。
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