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2009.12.17

Happy Sax 2009

書かなきゃならんことがいろいろある。
何から片づけるか。
まずはこれでしょう。

Happy Sax 2009Toshihisa Ogushi HAPPY SAX CONCERT 2009(銀座ブロッサム・中央会館)

大きな古時計(H.C.ワーク/西上和子編)
The Course of Life & Cancan(星出尚志)
The Sublimation(星出尚志)
Happy Funky Sax(天野正道)※
バトル(天野正道)※
サンバ・エクスプレス(真島俊夫)
瞳がほほえむから(上田知華/星出尚志編)
アヴェ・マリア(シューベルト/星出尚志編)
つぐない~明日があるさ(成本理香編)
サンバ・フィエスタ2009(鈴木英史編)
 小串俊寿(Sax)、白石光隆(Pf)、横山達治(ラテンPerc)
 ゲスト:ルナソワール・サクソフォンカルテット※

急に冷え込んだ師走の夜。
これを聴かなきゃ年は越せない、小串先生のハッピーサックス・コンサート。もう12回めとなるのか。
歳末の忙しい時期、開演から終演まで全部ちゃんと聴けたのは実は久しぶり。

プログラムにもどなたかが書かれていたけれど、この世界の最高レベルの食材(作品、作編曲陣)と最高峰の調理人(演奏者)の腕になる、「大衆割烹」の世界。
どんな人が聴いても必ずそれなりに楽しめるけれど、作品と演奏には一切の手抜き無し。
私たちが自分たちの演奏会のプログラムを決める際に、「(お客さんが退屈しないように)誰でも知っている曲を1~2曲は入れて…」などという考え方をするけれど、そういう姿勢とは「似て非なるもの」、だと思う。
こういう音楽会を現実に聴くことができるというのは、一種の奇蹟のようなものに近い、とは大袈裟かな。

名人の研いだ刃のように鮮やかな白石さんのピアノ、ラテンの「神」横山さんの眩暈のするようなパーカッション・ワークと炸裂する駄洒落(笑)。
「マンギョンボンゴ~」、とか今年もまた(笑)言ってくれるし。お客さんも分かっていて笑う。ほとんど古典落語の世界。
「カホンは寝て待て」、というのは新しいネタなのかな。

銀座という都心の真っ只中でありながら、人の流れとは隔絶したような不思議に静かなロケーション、木づくりの落ち着いたステージ、空調の音が盛大に聞こえる(苦笑)古いこのホールが、このコンサートの雰囲気には妙に似つかわしい。
来年もまたここ中央会館で、(2010年)12月17日金曜日、だそうです。
皆様、手帳のご準備を。

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