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2009.11.12

リヨン&大野、みなとみらい

Orchestre de ONL, 091111フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団(みなとみらいホール・大ホール)

ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲
ストラヴィンスキー/バレエ組曲「火の鳥」(1911年版)
プロコフィエフ/バレエ組曲「ロメオとジュリエット」より
 指揮:大野和士

今日は仕事が早く上がることが最初から判っていたので、速攻で横浜へと急ぐ。
大野=リヨンオペラ管の2回め。
今日は良かった。(^o^)

いったい何が違ったのだろう。
「牧神」なんか、一昨日と同じはずなんですけどね。
さすがに昨日のソヒエフ=トゥールーズのようなマジックは無いけれど、これはこれで充分OKという演奏だった。
それにしても3日連続で「牧神」を(海外オケで、しかも全部違う会場で)聴いてしまった。こんなことはもう二度とないだろうな。

「火の鳥」はたいへん珍しくも、1911年版組曲だった。
寡聞にしてブーレーズの60年代の録音(BBC響)でしか聴いたことがない版だ。勿論実演は初めて。
1910年版全曲と同じ4管の大編成で、「カスチェイの踊り」で唐突に終わる組曲なんだけれど、今日は全曲版から子守歌とフィナーレを持ってきて付け足して、普通に終わるようにしていた。
こういうものをわざわざ選んでくるのが大野さんだなあ。曲目というか、内容的には1945年版組曲とほぼ同じなのに、それでも、全曲版のあの4管の厚く色彩的な音が欲しいということなんだろう。
最後の最後の金管のコラールが、(ある種の)フランスのオーケストラでなければ絶対に!聴けない音だった。
昭和の最後の夏にサントリーホールで聴いた、パリオペラ座管の「火の鳥」の遠い余韻のようだった。これだけで充分満足。

休憩後のプロコ「ロメオ」が、大野=リヨンの真骨頂だと思った。
このオーケストラ、響きは薄めだし大音量が出る訳でもないし、鉄壁のアンサンブルを誇る、というふうでも全然ないけれど、そこを逆手に取るように、その時その場で生まれ、躍動し、飛び弾けるようなドラマを演出していた。
テンポは概して速めで、あんなに速くては普通不自然に思うだろうに、という場面も、なぜか納得させてしまうように持っていく。
大野さんは、「ドラマの人」なんですね。根っからのオペラ指揮者というか。
それを言ったら私は「音楽原理主義者」だから、それで一昨日のショーソンやサン=サーンスといったレパートリーを聴いて違和感を持ったのかもしれない。

同行したサクソフォン奏者は、Laurent Blanchardという名前がプログラムに載っていた。
たしかセルジュ・ビション門下のリヨンを経て、パリを出た方だ。
日本公演の演目にマスネの「ウェルテル」もあったので、そちらの出番もあったのだろう。

アンコールは、1曲めは一昨日と同じフォーレのパヴァーヌ。
最後は違って、ベルリオーズのラコッツィ行進曲。
颯爽と終演。

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