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2009.11.06

高周波で台無し…フォーレ歌曲全曲演奏会の2

societe Faure du Japon, 091105日本フォーレ協会第21回演奏会/フォーレ全歌曲連続演奏会 第二夜(東京文化会館・小ホール)

G.フォーレ/
ネルOp.18-1
旅人Op.18-2
秋Op.18-3
オリンピオの悲しみ(未出版)
 鎌田直純(Br)、野平一郎(Pf)
ある日の詩Op.21
 山田暢(Sp)、犬伏純子(Pf)
ゆりかごOp.23-1
私たちの愛Op.23-2
秘密Op.23-3
 佐伯葉子(Sp)、藤井ゆり(Pf)
愛の歌Op.27-1
歌の妖精Op.27-2
 神谷明美(Sp)、藤井ゆり(Pf)
あけぼのOp.39-1
捨てられた花Op.39-2
夢の国Op.39-3
イスファハーンのばらOp.39-4
 前田地香子(Sp)、藤井ゆり(Pf)
クリスマスOp.43-1
夜想曲Op.43-2
祈り
 神谷明美(Sp)、藤井ゆり(Pf)
この世ではどんな魂もOp.10-1
タランテラOp.10-2
 神谷明美、佐伯葉子(Sp)、藤井ゆり(Pf)
エレジーOp.24
 倉田澄子(Vc)、野平一郎(Pf)
イヴの歌Op.95
 森朱美(Sp)、野平一郎(Pf)

自分の大きな本番が終わってすぐ後に聴くコンサートは、かように渋いものだった。
全4回にわたる、フォーレ全歌曲連続演奏会の第二夜。
勿論、会場には知り合いの顔は、ない。
でも実は、こういうコンサートこそ、私が一番聴きたい類のものかもしれない。

第二夜の今日は、ネル、ゆりかご、私たちの愛、あけぼの、イスファハーンのばら…等々、フォーレのメロディの中でも個人的にひときわ好きな曲目が並んでいる。
初期作品の甘美さとも、晩年の難解さとも違う、これぞフォーレ、という充実した響き。
CDの「フォーレ歌曲全集」(EMI)にも含まれない珍しい曲が何曲か。

鎌田さんのかろやかな美声と明瞭なディクション、ピアノの野平さんのやはり同様に明瞭な発音に、感嘆。
演奏中の野平さんの力の抜けた雰囲気は、まるで本とかで見るフォーレ自身がピアノに向かっている古い写真を彷彿とさせる。
女声陣だったら、佐伯さんと神谷さん。
ベテラン倉田さんの感動的な「エレジー」の演奏のあと(今回のシリーズでは、必ず1曲は器楽曲も入る)、メインはフォーレ後期の大きな連作歌曲集、「イヴの歌」。
よく分からないけれど、女声の方にとって、「イヴの歌」を歌うというのは、相当に覚悟が要ることなんじゃないかという気がする。
ネクトゥーの評伝にも「充分な理解を以て臨む必要のある特異な作品」、という書き方がされている。
今日は残念ながら、「エレジー」の頃から終演までずっと客席で聞こえていた、補聴器のハウリングと思われるピーーーという超高音の雑音のおかげで、ほとんど集中できなかったのが残念。
この補聴器騒音というのは、騒音源である本人が気付かない場合が多いこと、発音源の場所をとても特定しづらいこと、そもそも補聴器が原因ということを知らない人も多いこと、等、厄介なシロモノである。
本当は曲間で、場内のレセプショニストの方が呼びかけていただく等の対応をお願いしたいところなんだけれど、きっとそこまでの対応はレセプショニストの業務マニュアルには無いのだろう。
死んでゆくように曲が静かに終わった後は、本来は無音の余韻を味わいたいところだけれど、ピーピーと聞こえてくる雑音をかき消すように、おそらく気をきかせたお客さんによる間髪を置かない拍手。
仕方ないですね。

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