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2009.11.14

NJP定期、11月

NJP, 091114新日本フィルハーモニー交響楽団 第454回定期演奏会(すみだトリフォニーホール)

シベリウス/「レンミンカイネン」組曲(4つの伝説曲)より トゥオネラの白鳥
リンドベルイ/クラリネット協奏曲(Cl:ジャン=リュク・ヴォターノ)
ブラームス/セレナード第1番
 指揮:クリスティアン・アルミンク

ほぼ1ヶ月前の前回の新日本フィル定期を聴いてから、ワタシはいったいいくつの演奏会を聴いたんだろう。
土曜日の同じ時間に家を出て、同じ電車に乗り、いつものトリフォニーの3Fバルコニーに座る。
山手線を一周して同じ駅に着いた気分。

マグヌス・リンドベルイ(1958-)という人の曲はちゃんと聴くのははじめてだけれど、とにかく派手で輝かしい曲だった。
日本で言えば西村朗のような、有無を言わせない色彩的なオーケストラの使い手ながら、西村朗のオドロオドロしさはかけらもなく、どこまでもノーテンキに明るい。
師匠であるラウタヴァーラもそんな感じがするけれど(「光の天使」というシンフォニーの日本初演を昔聴いた)、北欧の人というのは「明るさ」に恋い焦がれているので、こういう音楽を書くのかな。
ソリストは弱冠20歳でリエージュ・フィルの首席奏者となったという若いベルギー人だったが、これまた大変なヴィルトーゾだった。
特殊奏法満載なのに全く特殊奏法を意識させない自然さ。クレッシェンドする時に、身体のサイズまで一緒に大きくなっていくような錯覚を覚えるほど、楽器と一体化した音を出していた。
アンコールに、コヴァクスの「マヌエル・デ・ファリャ讃」(無伴奏クラリネットのアンコールピースの定番)。お見事っ!

メインプロのブラームスのセレナードも、ブラームス若き日の「明るい」佳作である。
全6楽章、モーツァルトのセレナードの精神を現代(ブラームスが生きていた当時の現代)に甦らせようとした作品だそうだが、結局その心意気もその後一世紀半の音楽史の中に埋もれてしまった。
でも、この雰囲気、聴いてみると悪くはない。
プロオケで実演を聴くのは初めてだけれど、もっと演奏されてもいい曲だと思う。
メインプロとするにはちょっと微妙で、かといって前プロにしては長大すぎるので、いざプログラミングするとなると難しいんだろうな。
貴重な経験だった。

演奏もなかなか良かったし、何よりもオーケストラのキャラクターによく合った曲とサウンドだったと感じた。
1曲めの「トゥオネラの白鳥」だけは暗い曲想だけれど、要求される音色自体は暗さはとはちょっと違いますからね。

本日の出演者。

Member_091114

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