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2009.10.15

方南町バスカーズ

方南町バスカーズドルチェ楽器サロンにて、方南町バスカーズのライブを聴く。

バスカーズ、とは、バスと車のことではなく;「大道芸人」のことで、実体は須川(展也)さんと栃尾(克樹)さんのデュオチームだけれど、もうちょっとリラックスした大道芸ぽい方向性を目指して、「ケンブリッジ・バスカーズ」に因んで(しかしいまや、ケンブリッジ・バスカーズを知らない人ってのも結構いるんですね…)お二方の職場である普門館=TKWO、の最寄り駅の名前を入れての命名。

百席強の客席はさすがに、ギュウギュウ詰めの満員御礼。
そんなわけで、演奏会というよりは、宴会芸のうんとすごいやつ、みたいなくだけた雰囲気で進行。

とはいっても、なんたってこのお二方であるので、やってることはまあ、すごいんですわ。
ルクレールのソナタという「デュオの定番」もキチンとやったけれど、アルトとバリトンでの演奏なのに、普通聴くアルト2本の音と比べて何の違和感もない。
これだけ楽器の大きさが違っても、音の立ち上がりや輪郭やスピードがちゃんと揃っているから、だろう。
その他、「忠実な羊飼い」(伝ヴィヴァルディ)、栃尾さんのバリトンがほぼメインメロディで須川さんのアルトが伴奏に回る「チャルダッシュ」、プーランクのクラリネットとバソンのためのソナタ(こんなに難しい曲だったのか!先日静岡で聴いたばかりだけど、そんなふうには思わなかった)など。
圧巻は最後のイベール「コンチェルティーノ・ダ・カメラ」1楽章だった。
須川さんがソロパートをそのまま吹き、栃尾さんが伴奏部分をバリトン1本でぜんぶ吹いてしまう、というヴァージョン。
結果、栃尾さんのアレンジと一人何役もの超絶技巧に耳が行くことになり(ソロは言ってみれば「いつもどおり」なので)、終わったあと須川さんが「コンチェルトを吹いていて、こんなにお客さんの視線が来なかったのは初めて(苦笑)」、と仰るようなこととなった。

もともとは休憩時間や、本番前の待機時間中の余興、というか「お遊び」が始まりらしい。
佼成woの演奏会前の舞台袖とかで、こんなふうに全然関係ない曲目で遊んじゃうということをしょっちゅうやっていて、それがあまりにも楽しいし回りの楽団員にもウケるので、いっそのことそっちで本番やっちゃえば、というノリで実現したんだとか。
そういう「楽しさ」、というのは、とても共感できる。
私も、むかし東京都内でカルテットチームを組んでアンサンブルコンテストに出ていた頃、チューニング室でその日の曲目とぜーんぜん違う曲を「せーのっ、」と吹いて面白がる、ということをよくやった。
シュミットを吹くはずのコンテストの控室で、いきなりスカルラッティを始めたりとか。
よそのチームにも伝染して、別の控室からその日のプログラムには無いはずのデザンクロの3楽章がいきなり聞こえてきたりとか。
別に、余裕こいてるところを見せつけよう、とか、そういうつもりでは全然なかったんだけど。
後に所属した神奈川県のカルテットでは、そういう不マジメなことは一切やらなかったから、そのへんが東京と東関東の雰囲気の違いなのかもしれない。
閑話休題。

休憩なし1時間強。
終わってみたら、これだったら、もっとイイカゲンな雰囲気の、テキトーでアドリブな進行でも良かったかもしれない、と思った。
でも、いかにハメをはずしてみても最終的にマジメな感じになるのは、それはそれでお二方の持ち味ですね。

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コメント

チケットが完売していて鑑賞できませんでした。DVDで少しだけ拝見しました。TKWOのサックスカルテットを観たいですね。

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