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2009.10.20

日曜のサントリーホール

TMSO, 091018東京都交響楽団 プロムナードコンサート#335(サントリーホール)

ニコライ/歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
フランク/交響変奏曲(Pf:ミシェル・ダルベルト)
R.シュトラウス/ブルレスケ(同)
シューマン/交響曲第4番
 指揮:オレグ・カエターニ

日曜の昼は、都響のプロムナードコンサート。
プロムナードコンサートというのは、都響の主催公演ラインナップの中では、名曲コンサートという位置付けだと思っていたが、どうやらそうでもないらしい。
なんという渋いプログラムだろうか。
客席はさすがに満員という訳にはいかなかった。

コンマス席には、9月末の定期に続いて新任の四方さん。
四方さんが入場してくる時の拍手は、もしかしたら指揮者の時より大きいんじゃないかと思うくらい。期待がこもってますね。
矢部さんがコンマスの時と、明らかに弦の音が変わるのが面白い。
矢部さんのときよりもう少し控えめな、溶け合う音をイメージしているように感じられる。

指揮者オレグ・カエターニ(1956-)は、名匠イーゴリ・マルケヴィチの息子である。
山岡士郎のように(笑)母方の姓を名乗っている。
顔は似ているといえば似ているけれど、写真で見る親父さんの峻厳な顔に比べたらずいぶん柔和だなあ、と思っていたら、実際のお顔を横から見たら、尖り具合がそっくりだった。
たいへん楽しそうに指揮をする人だ。
合わせも巧いし、バトンテクニックもありそう。

今日はそれより、ソリストのミシェル・ダルベルトのほうに耳が惹きつけられた。
とても素敵な、立体的で陰影のある音色をきかせるピアニストだ。
内声部の輪郭もはっきりと出すことができるので、そんなに大きな音で弾いていなくても、ものすごくよく「通る」音が出てくる。
フランクもシュトラウスも、ピアノ協奏曲としては規模の小さな、異形の、しかも指回りはむやみやたらと大変そうな面倒な曲だが、ちょっと今まで聴いたことがないくらい鮮やかで色彩豊かで、しかも自然な演奏だったと思う。
この人は以前、ラヴェルのコンチェルトを聴いたことがある筈だけど、そのときはこんなに凄い人だという印象はなかった。
アンコールを2曲も弾いた。1曲めはなんと、R.シュトラウスの4つの最後の歌の1曲のピアノ版で、しかもたいへん異例なことにコンミス四方さんのオブリガート・ソロ付き。
洒落たことをする人だなあ。

休憩後のシューマン、始まった瞬間なんだかずいぶんとすっきりした音に、驚く。
1楽章の序奏から主部への移行が、いつも聴くものとまるで違ってあっけないので、あれ?と思ってプログラムを見て、やっと「第1稿使用」という文字に気付く。
全体にオーケストレーションが薄くて軽い上に、第4楽章のテンポがやたらと速い。
これも最近流行りの「原点回帰」というか、ピリオド・アプローチの一種なのかな。
この曲だったら、ワタシゃ通常稿の、これぞロマン派!というあのコテコテに厚い音が好きなんだけど、単なる慣れの問題かもしれない。
演奏は颯爽と終演。
アンコールに、古典的な、なんかやたらと可愛らしい小品を1曲。
曲名が全く分からなかったのだが、終演後の掲示を見たら、シューベルトの交響曲第3番の2楽章とのこと。分からないワケだ(シューベルトの交響曲は4番と5番と「未完成」とグレートしか知らない)。

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コメント

Thunderさん、こんにちは。
 
> シューベルトの交響曲第3番
イーゴリ・マルケヴィッチが愛奏した曲ですね。
偶然なのか、何か思い入れでもあるのでしょうか…?
 
 
そうそう、私も先日のエントリを拝見して、シャルリエとシンフォニエッタ静岡のCDを購入させていただきました。
貴重な情報、ありがとうございました。

ご無沙汰しています。

そうだったんですね。それは存じませんでした。
という以前に、シューベルトの交響曲自体をろくすっぽ知らないという、お恥ずかしい限りです。

カエターニは定期でショスタコーヴィチの6番を演ります。
とてもいい演奏になりそうで、楽しみです。

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