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2009.09.26

夜はかくのごとし

「日常」の伝染力(?)てのは、すごいなあ。
初秋の高原での4日間のファンタスティックな記憶が、たった1日か2日で吹っ飛んで、いつもどおりの週末へなだれ込む。
Arcanto Quartett金曜日の夜はコンサートへ。

アルカント・カルテット(王子ホール)

ドビュッシー/弦楽四重奏曲
デュティユー/弦楽四重奏曲「夜はかくのごとし(Ainsi la nuit)」
メンデルスゾーン/弦楽四重奏曲第6番

Arcanto Quartettといってもまだ「知る人ぞ知る」といったところかもしれないけれど、あのジャン=ギアン・ケラスがチェロを弾いて、タベア・ツィマーマンがヴィオラを弾いているという凄そうなカルテットである。
行くまでは曲順をよく知らなくて、なんとなくドビュッシーがメインプロのように思っていたら、表記どおりの順番でメンデルスゾーンが最後だった。
で、このメンデルスゾーンが、ものすげー面白かった。
そもそもかなりにドッカンな音のするカルテットなんだけれど、それにしてもそこまでやりますかというくらいにアグレッシヴに、パッショネートに演奏されたこの曲は、作品や作曲家に対する一般的なイメージを覆すかとすら思われた。
ドビュッシーが意外とピンとこなかったというのは、もしかしたら自分のイメージのドビュッシーとあまりに違っていたからかもしれない。曲順が逆だったらもっと率直に楽しめたんじゃないかな。
それにしても、この「潔さ」とスピードは、ヨーロッパの一流の音楽家ならではだな。
デュティユーも、フランス系のカルテットの演奏とは一味違って妙に「リアル」なところが面白い。
アンコールに、ブラームスの第1カルテットの3楽章、そしてラヴェルの2楽章という大サービス。

300席の王子ホールはほぼ満員。
王子ホールというところは、室内楽という地味な分野で、これだけ妥協のない質の高い自主企画を何本も立ち上げて、しかもお客さんをちゃんと確保しているのがすごいと思う。年会費2000円くらい払うホールのメンバーズクラブ会員が千人以上いるらしいし。
アートマネジメントの見地からも興味深い現象だと思える。

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