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2009.08.27

高関読売王宮マーラー

YNSO, 090826読売日本交響楽団 第517回名曲シリーズ(サントリーホール)

ヘンデル/王宮の花火の音楽(C.ホグウッド改訂新版)
マーラー/交響曲第5番
 指揮:高関健

2日連続の演奏会通い。
サントリーホールは久しぶりだ(といっても、2ヶ月ぶり程度だが)。
夏枯れの季節に、こういう気合の入ったコンサートは有難い。

まずは、ヘンデルの没後250年を記念して、「王宮の花火の音楽」。
自分でサクソフォンアンサンブルに編曲して演奏したこともあるし、私自身思い入れのある曲で、楽しみにしていた。
クリストファー・ホグウッドによる2008年の改訂新版使用というのが、学究派の高関さんらしい。
ただ正直言って、何が通常の楽譜と違うのか、聴いてもよく判らなかったが(そもそもこの時代の音楽は、演奏者の裁量に任されている部分が多いから、何を以て「通常」と見做すかという定義も、無いに等しいが)。
でも、ハイドン(没後200年)やメンデルスゾーン(生誕200年)のアニヴァーサリーについては、オーケストラ界でもいろいろな記念プログラムや行事があるけれど、ヘンデルを正面切ってモダンオーケストラでとり上げるというのは珍しいし、ある種「勇気」も要るだろう。
その意欲は素晴らしいと思う。

編成は、オーボエ、ホルン、ピッコロトランペットが3本ずつというのは手元のスコア(オイレンブルク版)どおりで、これとファゴットとコントラファゴット、オフィクレイド、なぜかフルートが2本、そして弦。打楽器はドラム2人とティンパニ。
中央にチェンバロが鍵盤を客席に向けて置かれ、高関さんが指揮しながら時々自分で弾いていた。
オフィクレイドは最初テューバに見えて、なんだってヘンデルでテューバを使うんだろ、それにしても小さくてベルが異様に長くてバズーガ砲みたいだなあ、と思っていたら、家に帰ってから読響テューバ奏者次田さんのブログを見てみたところ、ズィーレの最新型(ロータリー式)オフィクレイドと判明(こちら)。
そうか、雑誌「パイパーズ」にちょうど今、ズィーレの工房の若い日本人職人が連載記事を書いているけれど、そこに書いてあった、いま欧米のオーケストラで引っ張りダコの新設計オフィクレイドというのがコレのことか、と納得。

休憩後はステージ上の人数がどっと増え、マーラーの5番。
おお、ドイツのオーケストラみたいな音だ。
冒頭のトランペット(長谷川さん)、いきなりヴィブラートがかかるし。
読響いいじゃないですか。金管セクションのダイナミック・レインジの大きさと音の透明さは、間違いなく在京8オーケストラのトップだと思う。(N響よりぜんぜん上。都響はここまで大きな音は残念ながら出ない。調子のよい時の東フィルだけが対抗できるかな?)
高関さんの指揮は、実に細部まで目配りの行き届いた丁寧なもので、知性が勝ちすぎるのか、有無を言わせないワクワク・ドキドキ感という点では物足りないけれど、これだけ高い水準のマーラーを聞かせてくれるならゼータクな不満というものでしょう。

他のスターティング・メンバーは、コンマス藤原、Fl一戸、Ob蠣崎、Cl藤井、Fg井上、Hn山岸、Trb山下(敬称略)。
今回感銘を受けたのはソロホルンの山岸さんかな。ここまで凄い人だとは正直、思っていなかった。

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コンサート(2009年)」カテゴリの記事

コメント

読響、全くノーマークだったのですが、先日たまたまもらったチケットで聴いて驚きました。山岸さんは凄いですsign01 ドイツのオケから帰ってきた時「オーケストラがやってきた」(←懐かしい!)で山岸さんの特集をやっていた記憶があります。小澤・サイトウキネンのブラ4の1stHrはたしか山岸さんだったような気が・・・。
これから読響マークしようかな?と思ってます。

読響定期会員でもあるくせにこのインポータントなコンサートを申し込んだのが結構間近で、久々のP席でした。以前いつかどこかでThunderさんが勧めていた上段のほうの列に陣取り、高音質のモノラル録音のような音響を楽しみました。
 
最近読響を聴く時の私の楽しみはトロンボーンの山下さんの笑顔を見ること。今年1月のマーラー10番のアダージョ(上岡敏之指揮)の時もそうでしたが、長谷川さんが名演を披露すると山下さんがホントにうれしそうな笑顔で彼を讃えます(左右で言うとヴァイオリン側でしたので、今回もポニーテール顔がよく見えたワケです)。どんな笑顔になるのかご存知ない方はパイパーズ2009年8月号掲載、都響のジュンペイ師匠との対談での写真をご参照あれ(またはヨミキョウの演奏会へゴー)。えへへ。

>ken師
山岸さんって、「こういうシチュエーション」で「こういうこと」が出来ちゃう人だったのか…!ということを、はじめて理解しました。
これは、ある種の絶対的な能力ですね。相対的な上手下手ではなく。
「ソロホルン」、という特別職扱いというのも、宜なるかな、というところです。

>よねさん
マーラーでP席は楽しそうですね。
今回私は奮発して2階のセンターでした。
サントリーの2階センターって、意外と面白くない音がするので避けていたのですが、今回はそんなことはなかった。

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