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2009.07.18

パスカル・ヴェロ、再び

TCPO, 090716東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 第230回定期演奏会(東京オペラシティ・コンサートホール)

ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲
ラヴェル/亡き王女のためのパヴァーヌ
同 /組曲「マ・メール・ロワ」
リャードフ/バーバ・ヤーガ
ムソルグスキー(ラヴェル編)/組曲「展覧会の絵」
 指揮:パスカル・ヴェロ

昨年4月、シティフィルに初客演して鮮烈な印象を残した1959年生まれのフランス人指揮者、パスカル・ヴェロが、はやくも再登場。
発表になった時から楽しみにしていた。

この人が指揮をすると、明らかにオーケストラの音が変わる。
メンバー間の物理的な距離までが目に見えて縮まったかのような一体感が現れるし、弦の音が一段階軽く、涼しげな響きになる(決して音量バランスが悪くなるわけではなく)。
フランスの地方オケのような雰囲気かも(ヴェロ氏がCDを出しているブルターニュ管とか)。
ほかの指揮者が振った時には、決してこういう音は出ない。

とても集中度の高い演奏だった。
そのおかげで、オーケストラ自体の弱点が逆に目立ってしまう結果にもなったような。

終演後、会場出口のところで、シティフィル団員のS田先生にお会いし、ご挨拶しつつ少し話をする。
シティフィルでは、演奏会の終了後、こうやって何人かの団員さんがよく「お見送り」に出てきてくれる。
なんだかアマオケみたいだけど、演奏者と客との間の垣根を低くするという意味で、興味深い試みだと思う。
S田先生の言葉の端々からも、ヴェロ氏との練習と本番が、オケメンバーの間でもどれだけ充実した素晴らしい経験だったかということが伺い知れる。

途中、ちょっとびっくりするくらいアンサンブルが崩れた箇所があったことについて、思い切って「ヴェロさんって、本番で練習と違うことをするんですか?」と聞いてみた(前回の客演でも、神奈フィルで聴いたときも似たようなことがあったので)。
「いや、そうじゃないです」、との答え。
「勿論、多少は違うけれど、本番というのは精神的にレベルアップするものだからそれは当然のことで、対応しきれなかったのは私たちのこれからの課題ですね、」とのこと。
なるほどねえ。
これからも客演が続いてくれるとしたら、ますます楽しみになってくる。

「古城」のサクソフォンは中村先生でした。
オペラシティに、ビュッフェのプレスティージュのサックスの音が鳴り響いた。
この(フランスの地方オケ的な)音色と雰囲気にとても似つかわしい。
「ビドロ」のソロは、エキストラのテューバ奏者が小さな楽器(たぶんFテューバ)に持ち替えて吹いていたが、今までに聴いたこの曲のテューバ奏者によるソロの中では違和感のないほうだった。
ファゴットの2番は、もしかして楽器がバソンだったか?

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