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2009.07.15

週末、神楽坂にて

土曜日のこと。

恒例青梅往復のあと、夕刻、地下鉄の牛込神楽坂という駅にはじめて降りる。
牛込箪笥区民ホールという新宿区の施設でのサクソフォーンアンサンブルの会の第25回定期演奏会に、私たちのアンサンブルの演奏会チラシ挟みをさせていただき、ついでに久しぶりに演奏会本番も聴いて行こうということ。
狭い世界ゆえ、開場前から、よそのアンサンブル団体の知人たちと一緒に作業にいそしむ。

終了後は、演奏会開演まで近所を散歩。
小さなマンションやアパートや、土曜日で休んでいる会社の小さなビルが雑多に立ち並ぶ、古い街並み。
物心ついてから40年以上東京(の、しかも23区内とはいいながら微妙な周辺地域)で暮らす人間にとっては、「原風景」といっていい懐かしい景色だ。
タリーズを見つけたので、コーヒーでも飲むかと入ったら、「申し訳ございません、もう閉店です」と言われてしまった。
土日は午後6時で終わりらしい。

ほかに時間をつぶす場所もないので、開場したばかりのホールに戻る。
「お寺」(この呼び方は歳がバレる)の演奏会を聴くのは、久しぶり。毎年ほぼこの時期なのだが、なんだかんだでずいぶんご無沙汰していた。
アマチュアのサクソフォンアンサンブルチームは、この10年くらいでわーっと何かの流行のように増えたけれど、ここは大先輩というか、元祖的存在。
というか、ずいぶん長いこと、東京にはここしかなかった。
なにしろ、プロフィールによれば「第1回全日本アンサンブルコンテスト」(1978年)にも出場していて、中心となっているメンバーはその頃からずっと変わらず続いているのだ。
ワタシだって昭和56年(大学2年生)から現在までほぼずっとサクソフォン四重奏でアンサンブルコンテストに出場し続けているくらいで、キャリアの長さにかけては人後に落ちない自負はあるけれど、この方々にはかなわない。

演奏会自体は、もはや予定調和といっていい安定感のなか進む。
まあ、アマチュアなので、プロの方々の演奏のようには勿論、行かないんだけれど、ある一点以下には落ちようのないスキルを当然のように蓄えているというか。
経験を積み重ねるというのは、こういうことなんだなと思う。

そして、そのスタートの頃からずっと、今回も、リュリの「アルミドの悲劇」や原博の「セレナード」(サクソフォン四重奏のための)、そしてヤナーチェクの「牧歌」などという独創的なレパートリーを提供し続ける、驚嘆すべき探究心。
ヤナーチェクの「牧歌」(原曲は弦楽合奏曲)って私の大好きな曲なんだけど、この曲をご存じのサックス吹きの方って、いったい何人いらっしゃいますか?

この「探究心」は、このアンサンブルを創設した故・圓田先生から受け継いでいるものなんだろうと思う。
例えばヴィラ=ロボスの「ブラジル風バッハ第1番」なんて、もし圓田先生が編曲しなかったらサクソフォンアンサンブル界にここまで広まったかどうか。
それにしても今回の演奏会では、圓田先生追悼、というカラーをほぼ全く出さずに進行していたところが、なんとも「大人」だなあ、と感じ入ったことだった。
「千の風になって」、というアンコールの選曲が、唯一。

(補足)原博巳さんがラージアンサンブルのエキストラ(ソプラノ)で出場されていた。
プロが一人加わると、さすが、音の方向性が断然違ってくる。
圓田先生がお元気で中に入っていた頃もそうだったのだろう。

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