2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
フォト
無料ブログはココログ

« 職場を抜け出して | トップページ | トルコヴィッチ・コンダクツ »

2009.06.19

オーティス・マーフィーのグラズノフとイベール

Saxophone & Stringsヤマハ・アーティストとしての度々の来日と、素晴らしい音楽性と人間性とで知られるサクソフォン奏者、アメリカ・インディアナ大学教授の(正式な職位はAssistant Professorだそうだが)オーティス・マーフィーが、一昨年夏の来日で東京シンフォニア(弦楽合奏団)と共演した東京と名古屋での演奏会の、ライブCDを聴く。
収録はグラズノフとイベールという、二大レパートリー。それにアンコールが2曲(「古城」と「熊蜂の飛行」)。

これ、私も王子ホールに聴きに行ったけれど、開演に間に合わずイベールしか聴けなかったのだ。
プライヴェート盤ながら、CDが出ていたとは寡聞にして知らなかった。

全体に、きわめて強靱な「意思」と、仰ぎ見るかのようなヒューマニティーを感じさせるものがある。
付点の感じ方や間合いの取り方が独特で、日本人やフランス人のプレイヤーにはあまりないタイプの演奏だけれど、主張がとてもハッキリしていて、しかもメロウで暴れのない音色が素晴らしく、聴いていていつの間にか引き込まれてしまう。
この人の音を聴くと、世の中にはレガートがレガートになっていないサクソフォンの演奏がいかに多いか、ということを痛感させる。

それにしても、「イベール」は完全無欠な傑作だ、と、あらためて実感。
この曲の偉大さを再発見させるかのごとき演奏だ。
さかやん(阪口先生)がかつてこの曲について「すべての管楽器の協奏曲で、此の曲以上のものは当分出ないとさへ云はれている」、と書いていたけれど、そうだそうだ、同感、という気分。

指揮者のロバート・ライカー自身による弦楽合奏のための編曲は、ホールで聴いた時はかーなり違和感を感じたけれど、改めて聴き返しても、やっぱり。
この曲は、管楽器の音があってこその音楽だな、と思った。

« 職場を抜け出して | トップページ | トルコヴィッチ・コンダクツ »

新着音盤」カテゴリの記事

コメント

thunderさん!お久しぶりです(^^) こんにちは~!

そのようなCDがあるんですか!?知りませんでした…!!!聴きたいなあ…。(笑)
オーティス・マーフィー氏は去年Dチェ楽器さんのところでやっていたマスタークラスに聴講した時に初めて聞いたのですが、
今まで聞いてきた音とこりゃ全然違う!!ととても感動したのを覚えています。
今度夏の某セミナーで光栄な事にお世話になれることになったので
この記事を読んでますます楽しみになってきたと言いますか…!

イベールはもう本当に素敵です!! サックスをやってない人でもかなり好きな子は多いのです。(私のクラスでは。)
私も素敵なイベールを吹けるように頑張りますー!!(^^)

オーティス・マーフィーさん。お名前だけは聞いていたのですが、演奏はまだ聴いたことがありません。CDを見つけたら聴いてみます。

>Kちゃん
お久しぶりです。浜松行くんですね。頑張ってください(拍手)。
私が八ヶ岳山麓で開かれていたヤマハのセミナーに参加したのはもう20年近く前のことですが、今でも忘れられない貴重な経験でしたよ。

>タビビトさま
このCDは、イベールが原曲の編成でないのが
とにもかくにも残念です。
他に、普通にお店で入手可能なCDも1種類出ています。

Thunder様

とても興味あるCDですね。
どのようにして入手されたのでしょうか。
差し支えなければ、教えていただきたく存じます。

遅くなりました。

件のCDですが、オーケストラ(東京シンフォニア)の自主制作なので、記事中のサイト(メールアドレスが載ってますし、問い合わせフォームもあります)から、「Saxophone & Strings」のCDの入手方法について問い合わせれば、折り返し入金先を教えてもらえると思います。

編曲物というのはもともとハンデがありますし、そもそもCD制作は前提としていない一発録りのプライヴェート録音ですから、そのへんは割り引いて聴かれるのがよろしいかと。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 職場を抜け出して | トップページ | トルコヴィッチ・コンダクツ »