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2009.06.24

鉄とはがねの交響曲

JapanPhil, 090620日本フィルハーモニー交響楽団 第611回定期演奏会(サントリーホール)

チャイコフスキー/組曲第4番「モーツァルティアーナ」
モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第3番(Vn:ニコラ・ベネディッティ)
プロコフィエフ/交響曲第2番
 指揮:アレクサンドル・ラザレフ

土曜日(20日)に聴いたコンサート。
この週末も慌ただしく出かけていて、その隙間に聴いたもので、なかなか感想を書いている暇もなかった。

日本フィル首席指揮者ラザレフによる、今年1月の第一弾に続く、プロコフィエフ交響曲全曲シリーズの第2回。
ラザレフ=日フィル、快調である。
曲への共感の深さにおいて、今度こそはゲルギエフ=ロンドン響を超えたかも、とすら思ってしまった。
あまり馴染みのない曲だけれど(CDは一応持っていたけれどロクに聴いたことがなく、予習をしている暇もなかった)、「鉄と鋼(はがね)の交響曲」と巷間呼ばれる派手派手しく刺激的な音、印象的なリズム、それらの奥にかいま見える妙に親しみやすいメロディは、アルベール・ルーセルの交響曲をちょっと連想させる。
間違いなく、20世紀前半のパリ(この曲はパリで初演された)の雰囲気を湛えた音楽だ。
そういうもののとてもよく分かる演奏だった。
いっちょう派手なものを書いて、聴く人をびっくりさせてやろう、みたいな、作曲者の邪心をも見透かしてしまうほどに。

次回第三弾は、10月(3番)。
忙しい時期だけど、これは見逃せなくなってきた。

アンコールに、やはりプロコフィエフの「3つのオレンジへの恋」の、行進曲。
これまた、ド派手に決まった。

モーツァルトは、とても「普通」。
ソリストは絵に描いたようなブロンド美人で、演奏もなかなか魅力的。第2楽章のとてもシンプルで清潔な演奏が印象的だった。「カンティレーナ」の意味をよく分かっている方だ。
最初から最後まで居眠りもせず聴けました(笑)
チャイコフスキーの「モーツァルティアーナ」では、弦が妙にフニャフニャした音だったのが不思議。あれはワザとだったのかな?(2曲めからは締まりのある音に戻ったので)最初、いったいどうしちゃったんだろう、と思ったんだけど。


ファゴットの小山さんが本日限りで卒業(定年退職?)だったようで、終演後の拍手の中、女性楽員の方から花束を受けていた。
ラザレフ氏、小山さんの手をとってステージ最前列まで引っぱってゆき、指揮台の上にまで押し上げてしまった。
一同、大拍手。

オーケストラを長年(といっても20年ちょっとだけど)聴いてきた中で、何度もお目にかかった光景だ。(指揮台の上にまで連れて来られたのは初めて見たが)
客席に「定成万歳!」という横断幕が架かった、都響の定成さん(ティンパニ)の最終公演とか。
N響の浜中さん(クラ)、小島さん(オーボエ)、百瀬さん(ティンパニ)のそれぞれ最後の演奏会には、偶然接した。
浜中さんのお弟子さん達の集結っぷりはすごかったなあ。
何十年にもわたるその仕事の最後を、こんなふうに千人単位の見知らぬお客さん達に祝福してもらえる、オケマンというのはなんと素敵な職業だろうか、と思う。

小山さん、お疲れさまでした。
これからはバソン(フランス式バスーン)奏者としてますますのご活躍を期待します。

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