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2009.06.29

サックスとバソン

前のエントリ(栃尾さんのCDの話題)の続き。

このCDにはサン=サーンスのバスーン・ソナタ作品168が収録されているけれど、栃尾さん自身による曲目解説に、バソン(フランス式バスーン)の巨匠モーリス・アラールの演奏のCDのことが言及されている。
実はそのCD、私としても20年来の愛聴盤だったもので、おおっ、と思ってしまった。

Sains-Saens, Sonatas

サン=サーンス/管楽器のためのソナタ集(Calliope)

私の所有する、1988年発売の国内盤CD(ビクター)。
現在は輸入盤で入手可能(4年前、当ブログを初めて間もない頃にご紹介しています→こちら)。
言わずと知れた巨匠モーリス・ブルグによるオーボエ・ソナタ(作品166)、パリ・オペラ座の首席奏者を長年務めた名手モーリス・ガベによるクラリネット・ソナタ(作品167)、他。
まさに夢のように素晴らしいCDで、この世に存在するあらゆる管楽器のためのCDの中でも最高の傑作、とさえ思っているものだ。

栃尾さんのこの曲の演奏を聴くと、バソンという楽器とバリトンサックスの音がとても似ている(ある意味、ファゴット以上に!)、ということを、改めて感じる。
私の場合、「刷り込み」のアラールのバソンが素晴らしすぎて、その後に聴いたドイツ式ファゴットでのいろいろな演奏が、まるで別の楽器みたいに聞こえるのだけど、本当に「別の楽器」で吹いている栃尾さんの演奏のほうが、よほど違和感なく聴くことができるというのは、驚くほかない。
でも、それは栃尾さんだからこそ出来たことで、「普通の」バリトンサックスだったら、きっとこうはいかないんだろうな。

オリジナルはサクソフォンのために書かれたわけではない曲をサクソフォンで演奏するということは、私たちサックス吹きは至って普通にすることだけれど、それを「安易」、と感じさせてはいけない、と自戒。

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コメント

私もかつて持っていた名盤中の名盤です。同業のクラ吹きに貸したっきり何年も帰ってこない迷走盤でもあります。(笑)

中でもM.ギャべのクラリネット・ソナタが好きでした。アラールのバソンも素敵で、「いつか、サックスで演奏してやろう」ともくろんでいたら、服部氏がさっさとコンサートでとりあげてしまった。


栃尾氏のCDまだ購入していませんが、早速聴いてみようと思います。

そういえばギャベがお好きだ、という話をむかし聞いたことがあるような気がします。

このCDのお三方の演奏は、どれも、今ではあまり見られない、起伏の大きな「歌う」スタイルが共通してありますよね。

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