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2009.05.15

クレストンのコンチェルト、から派生

JSA Debut Concert日本サクソフォーン協会の新人演奏会を聴いてきた。
といっても、仕事で遅れて行ったので、聴けたのは2日分の演奏会の最後の2人だけで、実のところ「聴いた」とは言いがたいんだけど。

終演後、最後から3人めに演奏された、阿蘇の講習会でご一緒したY澤さんが声をかけてくださった。
そんなわけでまともに聴けなくてごめんなさい。着いたときにはフィナーレが始まっていたので、途中で入る訳にもいかず、会場の外扉と内扉の間の暗がりで立ち聴きしていたのです。
鹿児島のK多先生の娘さんにも、今年になってはじめてお会いする。
無事、昭和音大に入学してこちらで暮らしているらしい。よかった。

…これだけでは何なので、関係のない(ある?)話をもう少し。

最後にクレストンのコンチェルトを聴いたせいか、無性にこの曲のバンド版の演奏が聴きたくなって、帰宅してからCDを探す。

Dale Underwood CDDale Underwood, Saxophone "Soliloquy"(Open Loop)

デール・アンダーウッド。
アメリカ海軍バンド(United States Navy Band)のソリストを長年務めた(たしかもうずいぶん前に退役したはずだが)名手。
須川さんと佼成のCDというのもあったけれど、なんかありふれていると思えて、結局取り出したのはこれ。
というか、クレストンのコンチェルトといえば、私はまずこの人をイメージする。
この1991年録音のCD(テキサス工科大学ウィンドアンサンブル)の以前にも、80年代以前の録音のGolden CrestレーベルのLPレコードというのもあって、当時この曲の稀少な音源だったのだ。

この、怪しげなジャケットのOpen LoopのCD。
2年や3年ではきかないくらい久々に聴いた。
なんだかとても懐かしい。
音色とか歌いまわしが、ミシガン大学の名教授ドナルド・シンタとよく似た雰囲気があり(実際、シンタの高弟である)、ちょっとモタモタするところはあるけれど、伝統的なアメリカン・スタイルの典型だと思う。
リンク先に並んでいるOpen LoopレーベルのCD自体が、よくも悪くも昔ながらのアメリカのクラシカル・サクソフォンの流儀の博覧会である。
久しぶりに聴くとなんかやたらと新鮮で、夜も遅いのに3枚くらい聴いてしまった。
レパートリー的には極めて興味深い曲目が並んでいるけれど(90年代、これらのCDが発売された頃は、このシリーズでしか音源が入手できない曲が数多くあった。今でも少なからずがそうだ)、重厚なサウンド、妙に即物的な演奏が、とくにフランス物では違和感を感じることも多い。

それでも、このラインナップの中で一番新しいAlbert Regniの"Three Dark Paintings"というアルバムを聴くと、同じ「アメリカ」でもスタイルがずいぶん変わってきていることが感じ取れる。
この人の、シンプルでライトでコントロールの効いた音は、ちょっと須川さんに近い印象がある。
Albert Regniという人は、ニューヨーク・フィルの常任サクソフォン奏者である。オケで揉まれるとこういう方向に行くのかな、とちょっと納得もする。

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