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2009.04.29

上岡=NJPの「家庭交響曲」!

4月29日。
いまでもつい「天皇誕生日」、と言ってしまう。

NJP, 090428今日はNJPのマチネ定期へ。
なんと、今自分が参加して練習している真っ最中の、「家庭交響曲」がとり上げられている。
しかも、サントリーホールとトリフォニーをまたにかけて、今日で3日連続公演のはずだ。

新日本フィルハーモニー交響楽団 第444回定期演奏会(すみだトリフォニーホール)

R.シュトラウス/組曲「町人貴族」
同 /家庭交響曲
 指揮:上岡敏之

手元にある、5月9日の自分の出番の演奏会のチラシ裏には、「家庭交響曲」について

「プロでもなかなか取り上げない」「超難曲」

という紹介があるんだけど、ところが今年の東京オケ界はちょっとした「家庭」祭りの様相となっていて、このNJPの3日連続公演のあと、私たちと同じ5月9日には沼尻竜典=日本フィルがみなとみらいホールで(前プロが武満の「系図」というのには唸らされる)、6月には秋山和慶=読響がサントリーでの定期で(前プロまで今日と同じ「町人貴族」)、相次いでとり上げることになっている。10月にはN響もプレヴィンの指揮でやるらしい。
偶然だろうけれど、時としてこういうことはある。

で、今日の「家庭交響曲」の演奏ですが。
たまげた。これはすごいです。
派手な部分を、颯爽と、鮮やかにカッコ良くまとめあげる演奏はいくらでもあるけれど、そんなことは二の次にして、すべての音をゆったりと、慈しむように歌い上げていた。
練習のときは(出番がないので)なんとなく聴き流してしまう第3部のアダージョが、こんなに痛切な、世界を包み込むような感動的な音楽だったとは、今日はじめて知った。
今まで聴いたことのないタイプの演奏だ。
というか、この曲でこういうやり方が可能だったんだ。
だからサントリーとトリフォニーを同一プロにして、3日連続にしたのかな、と思ってしまった。
3日のリハーサルに1日の本番、なんていう、ルーティンな枠組みじゃ出来ない、膨大な手間のかかるミッションだったろうと思う。

上岡敏之。何者だ。
はずかしながら知りませんでしたよ。こんな指揮者が日本人にいたなんて。

もう、このまんまCDにしてほしい。
今すぐに、この「家庭交響曲」という曲のCDの決定盤になるだろう。

あ、前プロの「町人貴族」も、良かった。
室内オケといっていい小編成の曲だけど、ものすごく濃密な音楽。
「予習」で聴いたオルフェウス室内管のCDと、同じ曲とは到底思えなかった。

本日の出演者。
Member_090429

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コンサート(2009年)」カテゴリの記事

コメント

上岡敏之、これからはずせませんな。
今後、コンサートには必ず行きますrun
という気にさせられました。家庭交響曲がこんなに良い曲だなんて、
今まで知りませんでした orz   きっと、凄く深くスコアを読んでいるのでしょうね。でもそういう一生懸命さ、固さが無く、とても自然な音楽でした。
参りました。降参です。ほんまにCDにして欲しい。

私は今年1月読売日響との共演でハマりました、上岡さん。マーラー10番のアダージョを、踊るように指揮する人を見たのは初めてでした。えへへ。
 
R.シュトラウス、こちらはサントリーにて。同じく上岡氏の指揮に脱帽です。衆人環視の指揮台に上って、あんなに肩の力が抜けるなんて常人じゃできんと思いますです。

>ken師
全く、参りました。
こんなふうに、一から十まで「実質」だけの音楽家って、見たことがありません、という感じです。

>よねやま様
マーラーは良さそうですね。

来年4月(ちょうど1年後)の日フィルの出番を発見しました。ワーグナーのパルシファルとトリスタンの前奏曲、メンデルスゾーンの宗教改革。これも良さそう。
心洗われるような音楽が聴けそうです。

>来年4月(ちょうど1年後)の日フィルの出番を発見しました。
good

 ね、上岡氏、いい指揮者だったでしょ。私は今回の「家庭」で、彼の大ファンになりました。もちろん初めて聴きました。3/9かだかの、サンケイエキスプレスの掲載記事がホールに貼ってありましたが、私も実はサンケイで見た気がしていました。

 同年代の仲間のThunder氏が、私の感じたことそのままを表現してくださいましたので、大変嬉しいです。

NJPのトリフォニー一夜の公演はずっと3RB-8が私の長年の固定席です。この席にした訳は、色んな指揮者や奏者のま近な表情や息使いを見るため・・・。まさに指揮者に指揮されているかのようなごきげんな席です。私は28日の公演でしたが、「こんな人の指揮で演奏してみたい!」と確かに感じました。
-

私のNJPの指定席も、第2日ですが3RBです。といってもかなり後ろの方ですが。
ここの席は、自分ひとりで音楽と向き合うような雰囲気が他の会場にはないものだと思います。ここのところ振替えの嵐でロクに座れてませんでしたが、久しぶりにじっくり楽しみました。

最近のNJPは、こないだのブリュッヘンといい、何年、何十年に一度、というレベルの出会いがたて続いていて、何か運命的なものを感じます。

はじめまして!
1年も前の記事にコメントすみません!!

上岡さんの「家庭」CD出るみたいですね。
僕はそれを知って「1年前に新日でも・・」という記事を見て調べていたらこちらに辿り着きました。今回のは手兵オケですが、NJPとのライブは名演だったのですね。聴きにいきたかったです。。。皆さんのコメントを読んでいて、CDへの期待も高まりました!

コメントありがとうございます。
埋もれた古い記事を堀り起こしてくださることはたいへん有難いです。

こちらですね。

http://columbia.jp/artist-info/kamioka/COGQ-43.html

私も楽しみです!

本当楽しみです!

調べ物をしている時にその時の公演の感想とかを調べようと思ったときに、ブログは「残る」からいいですね。雑誌ですとバックナンバーを持っていない限り見られませんので。

時々拝見させて頂きます♪
お邪魔しました。

自分でも、昔書いたものをたまに読み返すと結構面白かったりします。
誰かに何かの役に立てているとしたら望外の幸せです。

そうこうしているうちに、日本フィルの演奏会も来週に迫ってきました。
こちらも楽しみです。
(これが目当てのひとつで定期会員になってしまったという話も書いた通り)

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