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2009.04.12

雲カル2009

初夏のような暑さ。
上着を着て日なたを歩いていると、オレはなんだってこんなものを着てるんだ、という気分になる。
まだ桜が咲いたばかりなんですけど。

午前、いつもの新宿2丁目のお店へ、楽器(アルト)の調整に。
終わって次回の予約を土曜日で取ると、だいたい1ヶ月から2ヶ月先になってしまうので、ソプラノ、アルト、テナーの3本を順番に回して、それぞれ最低でも半年に一度のペースで定期調整に出せるように計っている。
ホントはもっと頻繁に持って行くべきなんだろうけれど、毎日吹いてる訳じゃないから、まあいいでしょう。

KumoiQ_20090411午後は雲カルのリサイタルへ。

雲井雅人サックス四重奏団 第7回定期演奏会(浜離宮朝日ホール)

J.S.バッハ(成本理香編)/パルティータ第4番BWV828
G.ワナメーカー/サクソフォン四重奏曲(日本初演)
J.リュエフ/四重奏のコンセール
A.デザンクロ/四重奏曲
P.ウッズ/3つのインプロヴィゼーション

チケットの出が悪い、という話も聞いていたけれど、どうして、なかなかの盛況。
雲井さん達らしい、人間的なメッセージのたくさん含まれた音楽を聴く。
今日の演奏で聴くと、バッハのパルティータは明らかにリュエフの遠い祖先だということが分かるし(始まった瞬間、あっ、「マウンテン・ロード」だ、と思ってしまった。逆なんですけどね。笑)、日本初演の現代作品だろうと、デザンクロ(やリュエフ)のような「スタンダード」な作品だろうと、ひとしく心を打つのはそこにある「探求」に自分の心が触れたときだ。
音楽には、さまざまな箇所にさまざまな部分へ通じる「リンク」が仕掛けてあって、聴いていて思いがけずそこに触れることによって、思いもよらなかった時間や風景が拡がってゆく。
そのような、豊かな「リンク」というものの存在を、たくさん味わった。
「音」というファクターひとつをとっても、リュエフの「アリア」やデザンクロの2楽章で「伴奏」に回る楽器群の、虚ろで上澄みのようなハーモニー上に、鮮やかに乗るソロ声部との対比とか、「濃淡」「陰影」「立体感」という点でも発見が多い。

十代の頃から30年以上サクソフォンカルテットを聴いてきたけれど、人間性の希薄な演奏はつまらない、という、言ってみれば当り前の事実を実感している。
雲カルというアンサンブルは結局のところ、そういう、昔から変わらない価値観で頑固に動いてきているのだと思う。
アンコールの最後でピエルネの「昔の歌」(最新リリースのアルバムのタイトル曲)を演奏したけれど、これを聴くと私、頭の中が大学生の頃に戻ってしまうのですよ。
この曲が入ったキャトルロゾーのLPがリリースされて、飛びつくように買って聴き込んだのが、1981年の4月。ちょうど28年前の今頃。
そこからやり直すのも、悪くないな。


終演後は、お会いしたいろいろな方々への挨拶もそこそこに、大江戸線に飛び乗って再び新宿へ急ぐ。
知人の方がバリトンサックスを買うことになって、選定のお手伝いを頼まれていたのだ。
約束の○ルチェ楽器に到着すると、同じバンドのSaxパートの方々が4人も集結していて、既にあーでもないこーでもないと吹き比べが始まっていた。
誰かが「新しく楽器を買う」、というのは、なんといっても、ビッグイヴェントですから(笑)

私が自分のマウスピースで吹き比べているとき、ちょうど通りかかったT尾先生が立ち止まって聞かれていて、ビビリました(^^;

無事、商談成立まで見届け、帰宅。
最近珍しくも、朝から晩までサックスばかりの1日であった。

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