オーケストラの中で
以前お知らせした、R.シュトラウス「家庭交響曲」エキストラの練習に参加してきました。
水星交響楽団 第41回定期演奏会
2009年5月9日(土)18:00開演
すみだトリフォニーホール
入場料:1500円(全席自由)
曲目:
W.A.モーツァルト/交響曲第26番
R.シューマン/交響曲第2番
R.シュトラウス/家庭交響曲
指揮:齊藤栄一
練習会場は一橋大学。
緑の多い庭園のようなキャンパスの奥の、サークル棟?の建物の最上階。
何かの資材が雑然と積まれた埃っぽい廊下や、ビラがいっぱい貼られた壁面とか、ああ、大学だなあ、という感じ。
もともと一橋大のOBオケが母体の団体ということなので、大学オケの部室をリハーサルに使っているようだ。
普通の学校の音楽室程度の広さの部屋に、4管編成のオーケストラがびっしりと詰め込まれた中を、ぶつけないようバリトンサックスを高く持ち上げながら分け入るように、自分の席に座る。
狭くて身動きが取れない。
まずは全曲を通す。
この曲は、全体の音のでかいところばかりが出番なので、普通のオケのエキストラの、胃の痛くなるような緊張というのは、ない。
50分近くかかる曲の、最初にちょっと吹いた後は、最後の第4部(フィナーレ)まで全く出番がないので、お客さんモードで周りの演奏を聴くことになる。
サックス陣が吹くところはそもそもそんなにないので、集中して休みを数えつつ(^^;臨む。
どうもR.シュトラウスという人は、バリトンサックスはF管だと思い込んで音符を書いたようで(アドルフ・サックスがサクソフォンを開発した時点で、F管とC管のシリーズを構想したのは事実だけど)、最高音がソの音というパッセージが随所に出てくるのが、ちょいと困りもの。(オクターブ下に豆符は書いてある)
リハーサル時間は1時間半程度なので、全曲を一度通すと、あとは数ヶ所を返すくらいしかできない。
それにしてもまあ、とんでもなく難しい、ややこしい曲だ。みなさんよくこんなの弾く(吹く)よなあ。感心してしまう。
今までいったいどんなふうに合奏練習を進めてきたんだろうか。
世のアマチュア吹奏楽団の練習みたいな流儀で合奏を進めていたら、時間なんかいくらあったって足りないだろう。
来週もう一度ここでリハーサルをして、ゲネプロ、そして本番。
最後の「音の輪」以来、3年ぶりのトリフォニーが、楽しみ。
ご興味のおありの方は、ご連絡をいただければチケットを準備します。
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