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2009.04.25

シュターツカペレ・ドレスデン2009

Staatskapelle Dresden, 2009ドレスデン国立歌劇場管弦楽団 日本公演(ミューザ川崎シンフォニーホール)

R.シュトラウス/交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
ブラームス/交響曲第4番
 指揮:ファビオ・ルイジ

4月ももうすぐ終わるというのに肌寒い土砂降りの雨の中、川崎へ。
ヨーロッパ最古の伝統を持つ名オーケストラ、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団(シュターツカペレ・ドレスデン)の来日公演初日。

期待どおりの、みごとな演奏だった。
2年前にはじめて(生で)聴いたときは、古い伝統を誇りながらも、現代コンサートホールの広い空間を鳴らしきる馬力と機動性に驚いたものだったけれど(あのときはNHKホールだったからなあ)、今回は舞台に近いバックステージ席だったこともあり、室内楽みたいな音の融合と有機性、地中深く根をはったかのように何があっても揺るがない完成されたサウンドがいたく印象的だった。
「ツァラトゥストラ」のような、いささか「外面的な」曲であっても、全く自然になめらかに、音楽が進む。
特にブラームスでそうだったけれど、全合奏での管セクションの輪郭が、弦の落ち着いた響きの中にほとんど溶け入っている。
それでも、ここぞという時には、ピンスポットが当たったかのようにソロの音色が立ちあがってくる。
もしかしたら、日本での初日でもあり、湿度の高い好ましくない天気のせいもあるのか、少々控えめな演奏だったかもしれない。
それでも、「オーケストラ」のサウンドのお手本というか、伝統と現代性を両立した、クラシックの演奏家にとっての規範のようなキャラクターを、存分に味わった。

アンコールに、私の愛してやまないウェーバーの「オベロン」序曲。
ホルンのソロで始まった瞬間にすぐに判り、「ウォーッ!キター!」と心の中で叫びましたよ。
コレがいちばん印象的だったかも。この「空気感」のある音は他のオーケストラでは聞けません。

客入りが意外と悪かった。
安いバックステージ席は満席だけど、正面の1階両翼とか、3階の脇に近いブロックなんか、数えるほどしか人が座っていない。ステージ後ろからだとよく見える(苦笑)
不景気なんだなあ。
もう少しチケットが安ければ、もっと客が入ったような気がする。私の座ったバックステージ席ですら13000円したんだよ(S席は28000円)。
去年ロサンゼルス・フィルを聴いた時もそう思ったっけ。

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コンサート(2009年)」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。

ちょっと調べることがあって検索していたら、こちらにたどり着きました。もう7年も前のことですが、あの客の入りの悪さは何だったのかと思ってしまいます。

それにしてもオベロンのすばらしさといったら!

11月、サントリーの『ラインの黄金』で久々にSKDのワーグナーを聴くことができます。

おそくなりましたがコメント有難うございます。
そういえばあれからSKD聴いていません。なんだか急にまた聴きたくなってきました。

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