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2009.03.21

指揮者宮本文昭

三連休の初日。
今日は夕方から近所のスタジオを予約して「集中個人練習day」、というつもりだったので、ちょうどそれまでの間、予定外のコンサートへ。

Fumiaki Miyamoto, Tokyo Symphonyフレッシュ名曲コンサート「音楽のチカラ」(なかのZERO大ホール)

ロッシーニ/「ウィリアム・テル」序曲
R.シュトラウス/オーボエ協奏曲(Ob:荒絵理子)
チャイコフスキー/交響曲第5番
 東京交響楽団
 指揮:宮本文昭

お目当ては宮本さんの指揮も勿論だが、なんといってもR.シュトラウスのオーボエ協奏曲。
私の大好きな曲だ。一般的な知名度という点ではそれほどメジャーな曲ではないので、こういうローカルな名曲コンサートでとり上げられるのはたいへん珍しい。

演奏もこの曲が他を圧して印象的だった。
ソリストは2004年の日本音コンの覇者とのこと。東京音大で宮本さんに師事しているようだ。
日本人離れした重心の低いたくましい音色を持った素晴らしい奏者で、4月から東響に首席奏者として入団が決まっているらしい。杉浦さんの退団後なかなか決まらなかった後任ということか。楽しみだけど、これだけぶっとい音色ではオケの中で浮いてしまわないか心配だ。
1曲めではオケに遠慮しているかのようにおとなしい宮本さんの指揮も、この曲では細部まで別人のごとく自信にみちた仕切りようで、そのあまりの落差には苦笑してしまうほどだ。所々でソリストのブレスを配慮して一瞬間を空けたり、指揮者がオーボエ奏者でなければありえない流儀。

メインプロはチャイコフスキーの5番。
こちらは(指揮者もオケも)やり慣れているせいか、1曲めとはまた全然違った積極的な演奏となった。
2楽章のホルンソロがgreat。竹村さんかな?
しかし、終楽章の例のゲネラルパウゼで拍手が出ちゃった、という現場には久々に出くわしたな。

宮本さんの指揮というのはかなりに独特だ。
打点が下に来る斎藤メソードの指揮法とは違って、手を上に撥ね上げるときに拍が来るので、最初のうちはかなり面食らう(今日はそれでもだいぶ見やすくなっていたけれど、何年か前に都響を振ったのを見たときはもっと甚だしかった)。
大野さんや小泉さんもそういう傾向があるから、もしかしたらヨーロッパではこのほうが正統なのかもしれない。
それにしても宮本さん、なんという(知・情・意という分類でいうと)「意」の音楽家であることか。
まあ、そうでなければ、ソリストとしてまだ充分やっていける力を残しながら、「引退」なんてことは考えないだろう。

アンコールに「仮面舞踏会」(ハチャトゥリアン)のワルツ。

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