2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
フォト
無料ブログはココログ

« マ・メール・ロワ | トップページ | また別の音大 »

2009.02.21

佼成WO、百回

午前、いつもの新宿二丁目のお店にて、明日のリハーサルに備えて(別にそういう訳ではなく、以前からの予定だけど)テナーの調整。
今週はいろいろ、心身共に疲労困憊。
調整が必要なのは人間のほうだ。

TKWO100th昨日聴いたコンサート。

東京佼成ウィンドオーケストラ 第100回定期演奏会(東京芸術劇場)

Ph.スパーク/セレブレーション
J.ホロヴィッツ/舞踏組曲
A.リード/法華経からの3つの啓示
長生淳/レミニサンス
北爪道夫/雲の変容(委嘱作品、初演)
D.グランサム/舞楽
 指揮:秋山和慶

TKWOの、記念すべき第100回定期。
私が初めてコンサート会場で聴いた、フレデリック・フェネル初客演の第30回(1982年3月)から、はや27年。
今回新たに委嘱した北爪作品も含め、すべて過去にTKWOが委嘱して作られた作品ばかりが並んだ、強力かつ意欲的なプログラム。
指揮は、四半世紀前、TKWOとともに何枚かの素晴らしいレコーディングを残した名匠・秋山和慶、ひさびさの登場(TKWO定期への登壇は第8回以来ということだ)。

最近吹奏楽界に着々と足場を広げつつある秋山氏の指揮を、楽しみに聴く。
快刀乱麻という形容がぴったりの見事な棒捌きぶり、それに的確に応える楽団員のプレイを、ホレボレと見る。
「プロ」だなあ。
まずは現在のTKWOの実力を誇示するにふさわしい演奏だったと思う。
「法華経」テンポ速すぎ、と思ってしまったのは、私の個人的な事情もありますが(笑)
秋山さんはやはり「職人」だなあ、と思ったことだった。
後半、音が刺激的で聴いていて疲れるタイプの曲が3つ続いちゃったのは、個人的にはちょっと残念。前半の3つもまあ、似ているといえば似ているけれど。そもそも全体の曲数がちょっと多かったかもしれない。
北爪さんの曲は、何年か前に書いた吹奏楽コンクールの課題曲はすごくいい曲だと思ったものだったが、今回はそれほどの印象はなかった。どうしてかな。前の時は同年度の他の課題曲と一緒に聴いたせいかもしれない(苦笑)

お客さんはほぼ満員だったが、これがなぜか楽章の合間合間にもすべて盛大な拍手をしてくれるスバラシイ聴衆で…(泣)
「法華経」の2楽章の後などでどうしてああいう拍手ができるんだろう?
ドッチラケ。

さては母体の宗教団体あたりの「動員」がかかったか?
クラシック音楽では、複数の楽章でできた曲はすべてを含めて「1曲」なので、楽章の間には拍手をしないものである、という「常識」を知らないお客さんが客席の過半を占めない限り、このような事態は起こり得ない。
そもそも、前回12月の定期の客入りの惨状を見ていただけに、今回のほぼ満席という状態はおかしいと思ったんだよなあ。
(実を言うと、TKWOでは昔から時々こういうことがある…10年くらい前の定期でも、「メキシコの祭り」の2楽章の後に拍手が出ちゃったことがあったし)

これがもし東京のプロオーケストラの定期演奏会で、ベートーヴェンの交響曲か何かを演奏して楽章毎に拍手が出ちゃったとしたら、それがどんなにおぞましい事態か、ということを想像できる関係者の方はいらっしゃらないのだろうか?(そう考えると、プロオーケストラの方々というのは、つくづく大変なマネジメントを強いられている、ということだ)
それとも、とりあえず「記念すべき第100回」にふさわしく盛会に終わったから、結果オーライ、ということ?
そのような考え方でいる限り、吹奏楽=第二芸術、的な立場からは決して脱却はできないだろう。

« マ・メール・ロワ | トップページ | また別の音大 »

コンサート(2009年)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« マ・メール・ロワ | トップページ | また別の音大 »