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2008.11.02

シティフィル with 5 saxs

TokyoCityPhil, 081101東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 第15回ティアラこうとう定期演奏会

黛敏郎/饗宴
ガーシュウィン/パリのアメリカ人
バーバー/弦楽のためのアダージョ
バーンスタイン/「ウェストサイド・ストーリー」より シンフォニック・ダンス
 指揮:金聖響

11月になった。
朝は東京では「木枯らし1号」が吹いたらしい。
ぬけるような青い空。こんなふうにゆったりと空を見上げるなんてことは、絶えて久しくしていなかった。
♪知らなかったよー、空がこんなに青いとは (c)岩谷時子、という気分。

シティフィルの本拠地、ティアラこうとうでの昼間の演奏会へ。

着いたら、狭いロビーでちょうど「シティフィルメンバーによるプレ・コンサート」(チラシにそう書いてあった)が始まったところ。

pre_concert

シティフィルのメンバーではないと思うんですが(笑)
プログラム冒頭の黛の「饗宴」が、サクソフォンを5本使う曲なので、出演メンバーがそのままプレコンサートも引き受けたということか。出演者の名前が分かって都合がよろしい(笑)
既に人垣が幾重にも取り囲んでいたため、演奏の写真は撮れず。

開演。1曲め「饗宴」(1954)。
曲が書かれたのが昭和の20年代であるということが信じられないようなモダンさと、それでもこの時代でなければあり得ない粗削りでゴツゴツしたエネルギーとを併せ持った、不思議な作品である。
今となっては、別に抵抗なくフツーのクラシック作品として聴けるように思う。
勿論50年以上前としては破格の新しさで、バーンスタインの指揮でニューヨークで演奏されたこともあるらしいが、その際に、黛さんがニューヨークフィルの担当者に「お前はバカか、クラシックが吹けるサックス奏者を5人も集められる訳がないだろう」と怒鳴られた、という話を、昔のTV(「題名のない音楽会」)で黛さん自身が話していたのを聞いたことがある。
50年前とは、そんな時代だった訳だ。初演の時は誰がサックスを吹いたんだろうか。阪口先生が乗っていただろうことは間違いないところだとは思うが。

続いて「パリのアメリカ人」。
サックスは3人。中村・田中・西尾のお三方が残る。
この曲は私も昔(1999年頃)、アマオケのエキストラでバリトンを吹いたことがある(会場は東京芸術劇場だった)。
サクソフォンは曲が始まってから半分以上経過するまで全く出番がなく、中間部に入ってトランペットがブルース調のソロを吹く場面の後ろで、やっと出てくる。その後はさしたることのない伴奏音形に至るまで、出番がずっと続く。
おそらくガーシュウィンは、自分がサクソフォンを使おうとしていたことを忘れていて、中間部でやっと思い出したに違いない(^^;
ちなみにこの曲、通常演奏されるのはF.キャンベル=ワトソンによる改訂編曲版で、ガーシュウィンが書いたオリジナルのサクソフォンパートは持ち替えの嵐になっているそうだ。3人で一斉にソプラノに持ち替える場面もあるし、曲の最後は全員アルトで終わっている。

演奏は…どちらもなんか知らんいまひとつ雑然とした印象で、金さんオケに遠慮してるのかなあ、もっと自分のしたいように強力に仕切っちゃってもいいのになあ、と思いながら聴いていた。
指揮者のせいか、オケのせいか、単に練習時間が少なかったのか、内実は知らないけれど、そんなふうな何か士気の高くない印象を受けた。

休憩後の後半は弦だけの「アダージョ」を経て、「ウェストサイド」。
サックスは御大中村先生が残る。
余分な力のない軽い響きながら、会場後方の私の席(後ろから5列め)までちゃんと音が飛んでくる。
昨日のフルモーもそうだったけれど、力を抜いて音を遠くまで飛ばすというのは、演奏の基本だな、と実感。

全体の演奏も、後半は前半のような不満もそれほどなく、楽しんで聴き了えることができた。
金さん、恩師バーンスタインの作品にはやはり、思い入れがあるんだろうか。

アンコールは無し。
開演から終演まで1時間40分くらいの、比較的短いコンサートだった。

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