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2008.11.11

そしてサントリー、都響、林英哲

TMSO, 081109日が空いてしまったけれど、つづきです。
冷たい雨の降り出した中、こんどはサントリーホールへと移動。

東京都交響楽団 プロムナードコンサート#330

グリーグ/2つの悲しい旋律(傷ついた心~春)
松下功/和太鼓協奏曲「飛天遊」(和太鼓:林英哲)
チャイコフスキー/交響曲第1番「冬の日の幻想」
 指揮:小泉和裕

プロムナードコンサートは、都響の主催公演の中では「名曲コンサート」という位置付けだけれど、今回のプロは見てのとおりそういうのとはかなり違う。
客入りはどうかなと思っていたら、意外と入っていた。

まずは先日亡くなられた名誉指揮者ジャン・フルネを偲んで、バッハのアリアを演奏。
こういう場合は普通、「演奏後の拍手はご遠慮ください」とアナウンスするものだろうと思うが、なぜか入らなかった。ということで少々拍手が出てしまった。ワタシ的には少々残念。
改めて指揮者登場、開演。グリーグは弦のみ。深い音と繊細さを併せ持った都響の弦セクションを、堪能。
グリーグの2曲めは「過ぎた春」という訳題が有名というか一般的だが、正解はただの「春」らしい。

2曲めは林英哲オンステージ。ステージ中央奥に巨大な大太鼓。指揮者に背を向けて叩く。周りにはたくさんの組太鼓と締太鼓。
林英哲さんの実演に接するのはたしか二度めだが、いやぁ何度見ても全く大変なものである。見ていて恐ろしいまでの集中力、「気」の入り方、スピードと瞬発力。
何度も出てくる太鼓とオーケストラのクレッシェンドの頂点の決めどころが、(英哲さん、指揮なんか見えないはずなのに)ぴたりと決まって、快感。すごいなあ。「気」を受け取って迷いなく棒を振り下ろす小泉さんの指揮も、見事。

曲そのものは正直なところ、林英哲さんのソロに「それっぽい伴奏を付けた」だけのものだったかもしれない(そのぐらい「林英哲」という存在自体が強烈だということ)。

松下功作品集

よく考えたら私、この曲のCD持ってました。
松下功作品集(Fontec/FOCD2518)。
「飛天遊」のバックは、オンドレイ・レナルト指揮の新星日本交響楽団(1995年録音)という、懐かしい顔ぶれ。
元々この曲ではなく、サクソフォン四重奏とオーケストラのための「グラン・アトール」(演奏はキャトル・ロゾー)が目当てで買ったCDだったので、「飛天遊」は聴いたことがなかった。
まあ、これは実演を見るべき曲ですね。

演奏終了後は、これでコンサートが終りかと思うような大喝采。
カーテンコールでステージ中央に現れた英哲さんのはにかんだ顔、演奏中の鬼神のような表情とはぜんぜん違う。いいなあ。

休憩後はチャイコの1番。
実演はかなり珍しい。
とにかくオーケストラを隅々まで鳴らし切った演奏で、これだけの音量と鳴りっぷりで全曲持っていけるというのはそれはそれで凄いけれど、もうちょっと陰影とか文学性のようなものがあっても良いんじゃないかとは思った。
まあ、そこが小泉さんという方の音楽性ではあろう。
小泉さんの指揮で、一度アメリカのメジャーオケやロンドンのオーケストラの実演を聴いてみたいものだと思った。

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コメント

和太鼓によるおよそ3分間のカデンツァの際、スネア(のち時々ノン・スネア)の西川さんが真剣な眼差しでエイテツさんを見つめていました。今度都響でこの和太鼓コンチェルトを再演する時は「和太鼓ソロ:西川圭子」というクレジットになることを期待していい? えへへ。

同業者の方というのはやはり視点が我々とは違うのでしょうね。

太鼓で思い出したのですが、東フィルのブログに、ちょっと前の記事ですがこんな笑える企画が載っていました。
http://ameblo.jp/tpo/entry-10127092405.html

須田さんの腰のくびれで、対決前から既に彼女に軍配が挙がっています(このメガネ、どこで買ったの? えへへ)。
それにしても、ここ、どこ? あ、パルテノン多摩ですかっ!

西川さん絡みで、こんな追加情報。
http://www.orchestra.or.jp/tomorrow/index.html

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