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2008.10.25

ロサンゼルス・フィル第2日、そして…

日が経ってしまったが、ロスフィル東京公演第二夜(22日、サントリーホール)の話。

ストラヴィンスキー/花火
同 /ペトルーシュカ
ドビュッシー/海
ラヴェル/ボレロ
 指揮:エサ=ペッカ・サロネン

メインプロ三連発みたいな物凄いプログラムだったが(お客さんの数は明らかに昨日より多かった)、遅刻して、自分の席で聴けたのは「海」から。
初日のアンコールで「花火」を聴いてしまったので、今日は最初から聴けなくてもまあいいや、と気を抜いてしまったのが敗因。
残念!

サロネンの指揮は、「明晰」そのもの。
この明晰さは、世の作曲家兼業の指揮者(指揮者に限らず、演奏家)に共通するもののように思える。
私のサロネン初体験は数年前のN響定期(NHKホール)だったけれど、言っちゃ悪いがあれほどN響が「ヘタ」に聞こえたことって、かつてなかったもの。
棒が指し示す音楽の形の明確さに、N響の演奏が(素晴らしい演奏ではあったが、それでも)明らかについて行けていない、という現場を目撃したのは、初めてに近いことだった。

「ボレロ」の大盛り上がりのあと(遅めのテンポを一貫して維持したままの、フランスの伝統的な流儀に近かったのが意外だった)、終演後は別の予定があったのですぐ席を立とうと思っていたのだが、譜面台の上にアンコールの「ペレアスとメリザンド」(シベリウス)の楽譜が乗っているのに気付き、これだけは聴こうと方針変更。
組曲の8曲めの「メリザンドの死」。これが実にひそやかに静かで涙が出そうなほど美しくて、絶品だった。
聴いてよかった。
初日のアンコールの「悲しきワルツ」といい、どちらも「死」に関係する音楽だったのは偶然かな。

ちなみに「ボレロ」でサックスを吹いた貫祿のあるおじさん2人は、メンバー表によると、Douglas Masek (Soprano)、James Rotter (oはウムラフト付き、Tenor)という名前。ソプラノの人は聞いたことのある名前だ。
調べてみたら共にカリフォルニア州立大学(ロングビーチ校、フラトン校)のサクソフォンの教授らしい。


止まらない拍手の中、サントリーホールを後にし、地下鉄に飛び乗って池袋へ。
サクソフォン奏者はたえ氏を囲む、CD発売記念オフ会、というか要は飲み会に、途中から合流。
先程までとは一転して、今度はサックス吹きばかりに囲まれることになる。
私の知らない参加者の方も多いのだが、周りの人は逆に私のことをなんか知らん結構知っているみたいなので、ちょっと変な感じ(苦笑)。
主賓はたえ氏は勿論、スピリタスの東さん、平賀さんという2人のバリトンの名手や、mckenさん、kuriさんといった演奏会場以外の場でリアルに会う機会の少ないコアな知り合いの方々と、短い時間ながら歓談。


幹事のOさんは先日の私たちの演奏会を聴いてくださっていたのだが、私たちの吹いたデザンクロについて、

「演奏は勿論すごかったんだけど、何よりもデザンクロという曲がなんてすごい曲なんだ、と思えた」

と言ってくれた。

これは、最高の賛辞です。
あまりに嬉しくて、Oさんの手を両手で握りしめてしまいました(照)
ありがとうございます。

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コンサート(2008年)」カテゴリの記事

コメント

はじめまして、こんにちは!
現在Doug Masek に師事している者です。
フラトンとロングビーチではもう教えていなくて、
現在はUCLA (University of California, Los Angeles)
で教えています。日本でのLA Phil 楽しまれたようですね!ボレロを吹く為にアジアツアーしている
お二人が羨ましいです。笑)

コメントありがとうございました。
Masek氏の直接のお弟子さんが書き込んで下さったとは、びっくりです。
オーケストラのメンバー表にエキストラ奏者の名前まで載っていることは珍しいので、ご紹介させていただいたところでした。
楽器はセルマーのようですね。とても伸びやかでなめらかな音色に、感じ入りました。

今頃は香港でしょうか。
どうぞよろしくお伝えくださいませ。

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