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2008.08.25

九州サクソフォニストグループ熊本公演

熊本行きから、早いもので1週間以上が経ってしまった。
東京に帰って直ぐに激忙モードに突入、そうこうしているうちに次の本番やら何やらが間近に迫っていて落ち着かないけれど、忘れないうちに記録を少々。
まずは16日の演奏会。
プログラムは以下の通り。

20080816第1回 九州サクソフォニストグループ熊本公演(熊本市総合女性センター)

G.F.ヘンデル/愉快な鍛冶屋
D.スカルラッティ/3つの小品
 アヴニールサクソフォン四重奏団
J.B.サンジュレー/デュオ・コンチェルタント
 志垣美雪(S.Sax)、西口新一郎(A.Sax)、原珠美(Pf)
M.コンスタン/ムジク・ドゥ・コンセール
 斎藤広樹(A.Sax)、斎藤恵(Pf)
I.アルベニス/セビーリャ
 平成音楽大学サクソフォン四重奏団
C.A.ドビュッシー/夢
 平成音楽大学サクソフォン四重奏団
R.ウィードフ/Sax-o-Phun
 下坂留美子(A.Sax)、斎藤芙実(Pf)
A.パレラ/エル・カペオ
 平成音楽大学サクソフォン六重奏団
R.ブートリー/即興曲
 安藤岳人(S.Sax)、中垣貴弘(A.Sax)、安部壮、田中麻衣子(T.Sax)、山崎恵美(B.Sax)
P.サンカン/ラメントとロンド
 田中奏一朗(A.Sax)、原珠美(Pf)
P.ボノー/ワルツ形式によるカプリス
 西口新一郎(A.Sax)
W.A.モーツァルト/オーボエ四重奏曲K370
 志垣美雪(S.Sax)、原珠美(Pf)
野間幹夫/ファンタジー
 幸多優(A.Sax),幸多啓子(Pf)
A.ヴィヴァルディ/コンチェルト・グロッソOp.3 No.11(調和の幻想)
 平成音楽大学サクソフォンオーケストラ
 指揮:斎藤広樹
G.ビゼー/「カルメン」組曲より
 九州サクソフォニストグループ・サクソフォンオーケストラ
 指揮:斎藤広樹


昼前の飛行機で羽田を発つ。
お盆休み真っ只中の羽田は、飛行機が誘導路上に行列をなしていて、1分に1機の割合で離陸してゆく。JRの通勤電車も真っ青の過密状態。スゴイよなあ。
今回も窓際席。西へ行く航空路は、(札幌行きの時とは違って)馴染みのある地形や風景が多くて楽しい。

20080816:11時55分

富士山上空を通過。
右上に見える海岸線が駿河湾の形だ。

熊本空港に着陸。曇っている。空港で昼食を食べて、リムジンバスで市内に向かう。降りる頃には雨が降り始めた。
宿にチェックイン後、こんどは路線バスに乗って演奏会場の熊本総合女性センターへ。
バスを降りる頃には、道路の向かい側もかすんで見えない土砂降りの雨。傘をさしていても、会場に駆け込むまでのちょっとの間に、ずぶ濡れ。いやあ派手な歓待だなあ(苦笑)

会場に入ると早速、3年前の講習会でお会いした何人かの方々に再会し、挨拶をする。
斎藤先生に対面。
開演までの間、協賛の各メーカーがブースを出している多目的ホールをうろうろ。
実はサックスのマテリアル関係の情報にはとても疎いもので、この機会にとカタログを拾い集めてみたり(カタログをじっくり眺めるなんてことは、意外としないものだ)。

午後6時、演奏会が開演。
出演者は九州各地の若手プレイヤーから音大生の方、一般の方、はては中学生(サンカン「ラメントとロンド」を鮮やかに演奏した2年生の田中くん。驚嘆)まで、いろいろ。
あるひとつの共通した美意識を根底に感じる、優しく明るい演奏が続く。
出演者は皆、何かしらの形で斎藤先生と関わりのある方々ばかりだ。
そもそも九州という場所は、(勿論何人かの先駆者はいたものの)斎藤先生がほぼ独力でサクソフォンのアカデミックな教育体系を作ったに等しい土地柄である。
それって何かに似ているなあ、と思ったら、阪口先生がご存命の頃の東京のサクソフォン界が、まさにそうだったことを思い出した。
今日の演奏会の雰囲気に、そんな15年とか20年前の東京でのサクソフォン・フェスティバルにあったような、素朴な熱気と一種のひたむきさのようなものを久しぶりに見出して、感じ入ったのだった。
そういえば会場(ホール)の雰囲気も、こまばエミナース(80年代前半までよくサクソフォンフェスティバルや、種々のサックス系催しの会場だった場所)になんとなく似ている。

勿論、当時の東京のサクソフォン界は、今ほどレベルは高くなかった。
どこぞの音大の四重奏団がデザンクロの四重奏曲を演奏して、開始数小節でズレまくって崩壊してしまった演奏(もちろん本番)というのも、聴いた記憶がある。たぶん20年は経っていない。
(もしかしたら、今は層が厚くなったから隠れているだけで、末端のレベルはさほど変わっていないのかもしれないが)
といって、昔のことだと知らん顔をしていることはできないし、それをある意味「笑って許して」しまう寛容さというのは必要だと思うし、今の目でそれを見て笑い物にしているだけでは、意味がない。
現在という時間は、間違いなくそんな過去の時間の積み重ねの上にあるのだし、「その時代」があってこその今、なのだから。
そう考えれば、この九州の地には、単に東京の○年遅れとかでない、独自の発展と成熟の可能性は常にあると思うし、いささか時間が進みすぎて窮屈になってしまった「中央」のありようとは異なる未来を選択することだって、出来るだろう。

…なかなか、思っていることがうまく言えませんが。

Concert

最後は、お約束?出演者全員+αでの、サクソフォンオーケストラ。

打ち上げにもご一緒させていただく。
名物「馬刺し」を、食す。
斎藤先生や、鹿児島の幸多先生をはじめ「20年前の東京の演奏会みたいだった」、という上で書いたような私の話をとてもよく理解してくださった方々と、話が弾む。
「地方」の事情は事情で、いろいろと大変なようである。
少しでも良い方向に進むよう、願って止まない。
やはり3年ぶりにお会いする、今般の主催者・九州サクソフォニストグループの若きリーダー、志垣先生とも隣席で、楽しく歓談。
見目麗しく、しかも組織の長として、単なる仕切り屋にとどまらない的確な統率力と細やかな気遣いを併せ見せてくれるとても素敵な女性なのだが、一方で何十人ものお弟子さんをアゴで使って束ねる女丈夫の面もある。
宴会の途中で、志垣先生がニコニコしながら「○○くーん、あたしのお酒無くなってるんだけどー」と言うと、「ハイッハイッ」、と名指しされたお弟子さんがビール瓶持ってすぐに駆けつけてくる、という光景を何度も目にして、笑う。
どうしてサックスを吹く女の人ってこういう方が多いのかなあ(笑)

志垣先生には個人的にお土産をいただいてしまい(球磨焼酎。吟香「鳥飼」)、恐縮。
結局0時近くまでお邪魔してしまった。
タクシーで宿に戻る。雨は止んでいた。

翌日の阿蘇観光のお話は、また日を改めて。

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