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2008.07.25

気まぐれ新着報告

東京に帰ってみたら、タダで貰える(かもしれない)予定のCDが2枚ばかり届いていたので、これ幸いとブログネタにする。

CDでも本でも、「こんなもの買った報告」というエントリは、自分のための覚書みたいなもので、実のところほとんど苦労せず書けるんだけれど、でもそんなものに興味を持って読む人って果たしているのかしらん、と疑問を持っていたのだが、意外と(自分が思っているよりは)いるらしい。
ということで。

Affinis  Sound Report, #18アフィニス・サウンドレポートNo.18…第10回アフィニス夏の音楽祭

アフィニス文化財団が年2-3枚のペースで作成、無料で頒布しているCDの、これはちょうど10年前(1998年)の復刻盤。
国内プロオケの若手奏者を対象としたこの音楽祭が、今年ちょうど20回めを迎えたのを記念して、第10回の音楽祭のライブCDを再頒布したとのこと。
先日、抽選で差し上げますという告知をホームページで見て、申し込んでみたら届いていた。

女性アナウンサーによるナレーションと曲目紹介で曲間をつないでいく構成で、音楽祭講師のデール・クレヴェンジャー(シカゴ響首席ホルン)への英語インタビューなども入っており、なんだかFM放送を聴いているような懐かしい気分にさせられる。
収録されている音源自体は、当時デビューしたての金聖響指揮によるマルティヌーの「パルティータ」にマルタンの「7つの管楽器、ティンパニ、打楽器と弦楽器のための協奏曲」、そして御大朝比奈隆(!)指揮のワーグナー「ジークフリート牧歌」、といったたいへん貴重なものだ。

Euros Ensembleオイロス・アンサンブル「真夏の夜の夢」(キングレコード)

ノナカ・サクソフォンフレンズという「セルマー友の会」みたいな組織があるのだが、ワタシゃ特に入ってはいなかったけれど、今年新しくセルマーのソプラノを買ったので会員になると大量のポイントが付くことがわかり、衝動的に入ってしまいました(^^;
ヴァンドレンのロゴ入りかばん(^^;とかをポイントで貰ったんだけど、残ったポイントで引き換えたのがこのCD。サクソフォンのCDは大抵既に持っているもので(^^;;

いや、でもこれ、すごいCDですよ。
メンバーが凄い。Fl佐久間由美子、Ob広田智之、古部賢一、Cl高橋知己、三界秀実、Bn岡崎耕治、吉田将、Hn吉永雅人、田場英子、Cb吉田秀。およそ日本で考え得る最高の木管アンサンブルだと思う。
このメンバーで演奏されるオペラや劇のセレクション(カルメン、真夏の夜の夢、魔弾の射手)は、ヘタなオーケストラよりずっとオーケストラ的だ。もっと早く聴いておけば、自分が「真夏の夜の夢」を編曲するときにも参考になったろうに…。
グノーの「小交響曲」が入っているのも嬉しい。この編成のオリジナルの名曲だけれども、意外と録音がないのだ。
そして最後は、モーツァルトの「夜の女王のアリア」を吉永さんがホルンで(!)吹きまくっている。

もっと早く聴いておけば…とはいっても、実際問題自分の関わっている領域以外のCDというのはなかなか買う踏ん切りがつかないんだよね。
いい機会ではあった。

以下は買ったCD。

Haruhi Hata秦はるひ ピアノリサイタル(Fontec

メンデルスゾーン/プレリュードとフーガOp.35-5、シューマン/フモレスケ、ドビュッシー/版画、アルベニス/「イベリア」よりロンディーニャ、トゥリアーナ

先日の安川加壽子記念会で聴いて感銘を受けた、秦さんのピアノ。
アルド・チッコリーニが最近好んで弾いて有名になった、Fazioliというピアノを使用している。
「版画」が他の曲とは音色から何から全く違っていて、やはり、意図してそういうふうにしたのですね。

びっくりしたのはメンデルスゾーンプレリュードとフーガ
そう、伊藤康英の編曲でサクソフォン四重奏版が出ている(私も去年のはじめ頃まで散々吹いた)、アレです。
こんなところにピアノ版のCDがあったとは。知らなかった…
とはいえ、このCDの発売は去年の3月らしいので、私がいちばんこの曲を練習していた頃にはこのCDはまだ無かった訳だ。

しかし、どういった理由でわざわざこの曲を録音したのか、ちょいと知りたいところではある。

Dutilleuxデュティユー/交響曲第1番、音色・空間・運動
 セルジュ・ボド指揮 リヨン管弦楽団(Harmonia Mundi)

今年のはじめに生で聴いた、デュティユーの交響曲第1番。
このCDはずいぶん前から持っていたのに、数年前に所有CDの大量処分をした際に間違えて一緒に中古屋送りにしてしまい(^^;、以来この曲はArte Novaから出ているデュティユー作品集成に入っているハンス・グラーフ指揮の演奏で聴いていたんだけど、どうもこの演奏があまりにも四角四面で不満がたまっていたので、結局買い直してしまった。昔持っていたものとデザインが違う。
1985年録音。この時代のハルモニア・ムンディならではの、水の滴るように艶やかなアナログチックな音質が懐かしい。そうそう、こうでなくっちゃ!
また、この頃のリヨン管弦楽団がどんなに素敵な音色を持ったオーケストラだったか、ってことも、よく判る。今のリヨン管とは全然違うと思う。(クリヴィヌの治世の頃まではこの音を保っていたのだが…)

余談だが、カップリングの「音色・空間・運動」は、ゴッホの有名な「星月夜」にインスピレーションを得て作曲されたものだそうだが…ジャケットに使われている絵が違います(^^;
「星月夜」はこちら
これはとても怖い絵だと思う。「輝かしい暗闇」。通常の精神状態では到底相対できない世界だ。
見ていると狂気に巻き込まれそうになる。

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コメント

ほんとだ~!たしかにジャケットのは『星降る夜、アルル』ってやつですね。
しかしほんとヤヴァイ絵です。
子供の頃から微妙にこわかったんですが、お仕事で彼の作品のポジを百数十枚スキャニングして、色補正やゴミ取り(デジタル上で)を数日間し続けたことがあるんですが、これほど図太い私でさえ少しやられました・・・・。
これほどのフォースを放つ作家さんて稀ですよね。

中学生の頃だったか、「星月夜」を画集か何かで初めて見た時には本当に怖くて、夢にまで出てきました。夜の空が急に明るくなって、ぎゅいーとねじれながら自分めがけて落ちてくるのに、足元は真っ暗闇で何も見えないんですよ。叫び声上げて目覚ましました。

この絵の複製カードが、永谷園のお茶漬けの付録で袋に入っていたのを見たときには、芸術のポップ化もここまで来たかと、感心したというか呆れたというか。

「星降る夜、アルル」って言うんですね。
これはあんまり怖くないですね。
実物を見たらまた、違うのでしょうが。

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