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2008.07.03

もうひとつのドレスデン

Dresdner Philharmonieドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団 日本公演(サントリーホール)

ウェーバー/歌劇「魔弾の射手」序曲
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲(Vn:千住真理子)
ブラームス/交響曲第1番
 指揮:ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス

職場からサントリーホールへ向かうと、途中ホテルオークラとアメリカ大使館の間を通るのだが、すげぇ数の警察官が。
なんだかなあ。

さて、ザクセンの州都ドレスデンの、シュターツカペレ(国立歌劇場管)と並ぶもうひとつのオーケストラである。
10年くらい前、出来たばかりのオペラシティで、ミシェル・プラッソンの指揮で一度だけ聴いたことがあって、とても良い印象を持っていたところだった。
シュターツカペレの二軍みたいなイメージで見られがちだけれど、決してそんなことはない。
上から下まで音色のよく揃ったすてきな響きを持つ弦、ソリッドで分厚い木管、華やかではないけれど力強くストレートに鳴る金管といった、ヨーロッパの一流オーケストラならではの美質を、存分に楽しんだ。

日頃日本のオーケストラばかり聴いていて、日本のオーケストラだって実は遜色ないくらい上手いといえば上手いんだけど、でもやはりヨーロッパのオケでなければ味わえない響きというのはある訳で、時々そういうものを思い出すためにこうして聴いている。
それでも、(下世話な話だが)チケット代はサントリーホールの一番良い席で1万円前後。シュターツカペレのおそらく3分の1だ。
もっと聴かれてしかるべきと思うところ。

千住さんのソロをちゃんと聴くのは(昔からテレビ等で断片的に聴いてはいたが)初めて。
ちょっと癖はあるけれど、いやーよく鳴るし、巧いもんだ。「売れている」人というのは、ちゃんと「売れる」だけの理由はあるんだな、と納得させられる。
フリューベック・デ・ブルゴスの指揮は、基本的にテンポは速めだけれど、ここぞというところで思いっきり落としたり、いろいろやってくれる。良い意味でケレン味たっぷり。
だが、拍を下に押しつけるような指揮ではなく、棒の動き自体は上向きで軽いので、音楽が重苦しくならないのがいい。
アンコールに、グラナドス「ゴイェスカス」間奏曲と、ヒメネス「ルイス・アロンソの結婚式」間奏曲。
自分の出身地スペインのお国もの2曲。
前者はマルセル・ミュールのレコードでお馴染みだったがフルオーケストラ版は初めて聴いた。後者は知らなかった。最初「ファリャかな?」と思ったが、ファリャ以上に濃厚なスペイン色と、まるでスペインのオーケストラかと思うくらいに迷いなく立派な、あまりにも堂に入った棒さばきに、本プロ以上の感銘。
いいコンサートだった。

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コメント

ルイス・アロンソやったんですか。それはぜひ聴いてみたかったです
まだ生では聴いてませんが、フリューベック・デ・ブルゴスはずーっと気になっている指揮者の一人です。。「良い意味でケレン味たっぷり」私もそこが好きです。以前に比べると、最近名前を聞く機会が少なくなっているのが残念です。

千住真理子さん、以前横浜の県立音楽堂で聴いたことがあったのですが、最後列の立ち見だったにもかかわらず、ビュンビュン音が飛んできて驚いた記憶があります。何でも数億円するストラディヴァリウスを貸与されているとか。

>mckenさま
私もフリューベック・デ・ブルゴスといえば、「恋は魔術師」と「スペインの庭の夜」は30年近く前からの刷り込みです。
昔はEMIあたりにたくさんの録音がありましたが、最近新しい録音が少ないですよね。

>タビビトさま
千住さんというと、とても音程感覚のよいヴァイオリニストというイメージがありました。
むかしテレビで「ツィゴイネルワイゼン」か何かを弾いているのを聴いて、大全音と小全音をきちんと弾き分けていることに気付いて、びっくりした記憶があります。
今回は音程に関してはそれほどでもなかったですが、とにかくアンプ内蔵みたいに鳴るもんで、また驚きました。
一筋縄ではいかない方のようですね。

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