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2008.06.30

ドイツロマン派の日曜

TMSO, 080629日曜日。
午後ひとつ用事を片付けた後、雨の中サントリーホールへ。
久しぶりに落ち着いた休日。

東京都交響楽団 プロムナードコンサート#328(サントリーホール)

ウェーバー/歌劇「オベロン」序曲
ブルッフ/スコットランド幻想曲(Vn:竹澤恭子、Hp:早川りさこ)
シューマン/交響曲第3番「ライン」
 指揮:ヘンリク・シェーファー

今年の都響は、初めて名前を聞くようなヨーロッパの俊英指揮者が次々と登場し、しかも皆なかなかの芸達者揃いで、目が離せない。
今日もまた。
1968年ドイツ生まれ、ベルリンフィルのヴィオラ奏者からキャリアをスタートし、アバドのアシスタントを経て指揮者として独立したとのこと。
こういう経歴を持つ人にそうそう変な棒振りはいないというものだ。

曲目はドイツロマン派尽くし。
「オベロン」は、なかなか元気は良かったけれど、ちょっと練習時間少なかったかなという感じもしたが、メインプロの「ライン」は超名演だった。充実した響き、馥郁としたロマンの香り、これ以上でも以下でもない絶妙なテンポ設定。こんな立派な「ライン」は久しく聴いたことがない。
シューマンがオーケストレーション下手だなんて、嘘でしょう、と思ってしまう。

ブルッフは意外と聴く機会がない曲だ。
竹澤さんは素晴らしいヴァイオリニストだと思うけれど、私は正直あんまり好きになれないタイプの演奏家だったりする。勿論演奏は良かったですよ。早川さんがもう少し目立つかと思ったが、期待ほどではなかった。

実は私、むかし早川さんと一緒の舞台に乗ったことがある。
1993年の春のこと(もう15年も前なのか!)、千葉県の旭というところで(特急列車で終点銚子のひとつ手前)サクソフォンオーケストラの演奏会があって、どういういきさつか忘れたけれど私も乗ることになって、はるばる東京からバリトンサックス担いで練習に通ったのだった。
演奏会では「カルメン」の組曲を演奏したのだが、エキストラのハープの方が若き日の(今でも若いけど)早川さんだった。
こんど6月に東京でデビューリサイタル開くんですよ、という話をお聞きしたので、聴きに行きました。
全国○千人の早川さんファン(笑)のために、例によって(^^;そのときのチラシを公開しましょう。

19930621

このリサイタルの時、本番の演奏中に2回、ハープの弦が切れたのを覚えている。
そのたびに(勿論)演奏を中断し、舞台裏に戻ってスペアの弦を持ってきて、お客さんが見守るなか黙々と弦を張りかえ、チューニングをし直して、もう一度お辞儀をして最初から演奏をやり直したのだった。
演奏家とは、芸術家である以前に職人なのだ、という事実を強烈に印象づけられた出来事だった。

あ、都響の話だった。
この日曜は、夜に4月のインバル「千人」のTV放映もあった。
なんだかとても懐かしかった。たった2ヶ月前のことなのに。
このときの演奏の記憶というのが、とても抽象的で現世離れしたものとして自分の中にしまい込まれていたんだろうと思う。

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