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2008.06.18

エルガーの3番

TMSO, 080617東京都交響楽団 第664回定期演奏会(サントリーホール)

シューマン/ピアノ協奏曲(Pf:中野翔太)
エルガー/交響曲第3番(アンソニー・ペイン補筆による完成版)
 指揮:ポール・ワトキンス

エルガーの未完成のスコアやスケッチをもとにアンソニー・ペインなる人物により再構成された、「交響曲第3番」という作品を聴く。

エルガーの作品のマニアックな聞き手ではない私にとっては、今回鳴り響いた音楽のどこまでがエルガー自身の意図が反映されたものなのかは、判断のしようがない。
曲目解説などを読むに、例えば作曲者自身の手によるスケッチが一応曲の最後まで残されているマーラーの「交響曲第10番」の場合とは次元が異なるようで、ペインの作曲によるエルガー風の音楽として聴くべきもののようだ。
とはいえ、2曲のエルガーの交響曲のどちらにもある、「エニグマ変奏曲」やチェロ協奏曲といったこの作曲家のメイジャーな作品とはいささか肌触りの異なる晦渋で屈折した印象を受け継ぎつつ、なかなかそれらしく仕上がっているので、エルガーの遺族公認による完成版というジャーナリスティックな興味と相まって、近年世界中で演奏されるようになったというのも頷ける。

ただ、私としては、その前に「1番」と「2番」の両交響曲をきちんと聴く機会が欲しいなあ、という気はする。
私が都響の会員になって19年が経つけれど、その間にエルガーの交響曲が演奏されたという記憶はない。
物事には順序というものがあるだろう。
(もっと以前には、1番と2番を一晩の定期公演で演奏したこともあったらしいが)

演奏はいつもの都響らしい堅実なものだった。コンマス矢部達哉。
指揮のポール・ワトキンス、いかにもヨーロッパの若い指揮者らしい大振りで精力的な棒だが、エルガーでは印象が変わって、控えめで非常に読みとりやすい着実な指揮ぶりを披露した。実はなかなかのバトンテクニックの持ち主と見た。

前プロのシューマン。
中野くん(1984-)のピアノは繊細だしタッチはきれいだし、この曲にはよく合っていて悪くないが、少々真面目過ぎて遊びに乏しい。
まあ、まだ若いんだし、これからもっと成長することでしょう。
途中居眠りしてしまい、気がついたら曲が終わっていた(^^;
広田さんのオーボエ、ブラヴォー。

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