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2008.05.28

シューマンの日、ホルンの日

TMSO, Schumann東京都交響楽団 東京芸術劇場シリーズVol.68
作曲家の肖像「シューマン」

4本のホルンと管弦楽のための「コンツェルトシュトゥック」(Hn:笠松長久、西條貴人、和田博史、野見山和子)
「マンフレッド」序曲
序奏とアレグロ・アパッショナート(Pf:イリーナ・メジューエワ)
交響曲第1番「春」
 指揮:梅田俊明

私がブログをなかなか書けない時は、仕事にハマってるか、楽譜書いてるか、その両方か。
忘れないうちに、簡単に。

シューマンのオーケストラ作品ばかりで1回のコンサートという、やりようによっては重苦しくて仕方がなくなりそうなものだったけれど、選曲の良さと演奏の双方により幸いにしてそうはならなかった。
梅田さん(1961年生まれ、1984年に大学卒業ということは、私の同級生の年齢だ)のドイツ物の演奏は、師匠のスイトナー譲りなのだろうか、音色はなんとも明るいけれど独特の素朴さがあって、メインプロの「春」のような曲にはそれがたいへん似つかわしい。

今回なんといっても楽しみだったのは、滅多に演奏会にはかからない、4本のホルンのための「コンツェルトシュトゥック」だった。
オーケストラをバックに、4人のホルン奏者が結託して吹きまくる様というのは、他のどんな楽器のコンチェルトにもない独自の面白さで、見ているだけでも快感だけれど、日頃同じオーケストラで吹いている奏者同士の揃ったイントネーションと音色は、魅力をいや増す。
まあ、特に1stは恐ろしいばかりのハイノートが頻出する難曲でもあるので(最高音は加線3本の実音A!だそうだ)、首席奏者の笠松さんとしてはかなり安全運転な感じになってしまったのは、仕方ないか。2ndの西條さんは上手いんだけど、師匠でもある笠松さんに遠慮してたのかな。
今日はそれより、下吹きの野見山さんの「ブーン」という重低音と、コンツェルトシュトゥックのソロには加わらず他の曲目でトップを吹いたもうひとりの首席奏者有馬さんの、まさにその場面場面であるべき音を鳴らしてくる見事な演奏が印象的だった(終演後のカーテンコールでもひときわ大きな拍手を受けていた)。
もともと今回の「コンツェルトシュトゥック」は、笠松さんが今年度一杯で定年退職なので、花道のひとつという意味合いもあるらしいが(本当の花道は、来年3月のインバル指揮のチャイコ5番だそうだ)、少なくとも今のメンバーに関しては笠松さんが抜けても何の問題もなさそうだ。
人員配置の観点から言えば、ホルンはあと2人くらい補充したいところだけれど(オーディションもしているそうなのだが、なかなか採用には至らないらしい)。

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コメント

コンツェルトシュトゥック、生で聴いてみたいです!
昔、誰かからパートスコアのコピーをいただいてさらってはみたものの、難しさ満載…。

無理は承知でも一度は挑戦してみたい曲でもあります。

でもやっぱり無理だろうなぁ~sweat01

シューマンの曲の中で、この曲が一番好きかもしれません。個々人の力量とアンサンブルとが両立しないと曲にならない、おそらく演奏者泣かせの曲、しかもそれを梅田さんが指揮されてたのですね。実は梅田さんは高校の先輩でして、、、、聴けなかったのが悔やまれます。

楽器を吹かない身としてはまったりと過ごすことができました。cat
ただし、前半でお尻が痛くなったのは愛嬌というものですか。芸劇の椅子はもう少しなんとかならないですかねえ。
ちなみに、都響のハーモニーツアーの発表をご覧になりましたか?インバル+オピッツが福岡に出現とか、魔のキャンセルの日にコバケンが広島に出没とか。私は早々に来年3月の横浜参戦を決めました。

>たろ~様
たろ~ちゃんなら何てことなく吹けそうな気が素人考えではするんですが(^^;>コンツェルトシュトゥック
やっぱり難しいんですね。
貴重な経験でした。

>mcken様
梅田さん先輩だったんですか。
もう都響の舞台には何度も乗られていて(ブログには書いていないけれど、2月にも幻想交響曲他のプロを聴いたばかり)、団員の信頼をかち得ている人だということがよく判ります。

>ぴよ様
芸劇の椅子は評判悪いですね。私としては座り心地はそれほど悪いとは思わないのですが、ビヨーンとすぐに跳ね上がってしまうのには困ってます。

ハーモニーツアーいいですね。東京都民にもこういうプロを聞かせてほしいです。
横浜はプロムナードの翌日ですか。ということは笠松さんの本当の引退公演ですね。これは行かなければ。

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