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2008.05.11

ペルルミュテールのCDなど

大きな本番のひとつ終わった週末も、やはり楽器を担いで巷へと繰り出すことになる。
今回の本番は、勿論大変に充実したものだったけれど、いろいろな意味で「消耗」したので、正直言って少し休みたい。
だが、(有難いことに?)そうは問屋が卸してくれない。

練習場へと向かう途中、新宿に立ち寄り、ついでにタワーレコードに寄る。
非常に興味深いCDを何枚か発見、衝動買い。

Perlemuterヴラド・ペルルミュテールのピアノとパレナン弦楽四重奏団による、フランクのピアノ五重奏曲とフォーレの同じく第2番(INA)。
1966年と67年のスタジオ収録。こんなものがこの世の中に出回っているとはつゆ知らなかった。

演奏も録音も素晴らしい。ペルルミュテールといえば、ラヴェルの直弟子のピアニストとして「権威」というか「泣く子も黙る、」という扱いをされているのに、実のところ広く出回っているNimbusやDENONのCDからはそれほどの感銘を受けたことがなかったけれど(勿論、ラヴェルの全集は貴重なものだし、演奏自体も悪くないし愛聴盤ではあるんだけど)、これは本当に絶品です。明晰であり、美しく論理的であるというフランス芸術のあり方を体現する音色、だとすら思ってしまった。
INAというレーベルは、フランス国営放送のアーカイヴなんだそうだ。侮れないなあ。

Tharaud昨年の来日公演を聴いて絶賛のエントリを献上したピアニスト、アレクサンドル・タローによる、プーランクのピアノ曲集(Arion)。これも今の今まで存在を知らなかった。
1995年録音ということは、かなり若い頃だけれど、昨年生で聴いて驚嘆した硬軟自在のエッジの立った音色を、この録音からもちゃんと聴きとることができる。

以上、はからずもフランスの名ピアニストの新旧世代の競演だった。
まだ買ったものはあるけれど、今日のところはここまで。

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コメント

どちらとも、興味深い盤ですね~。
ペルルミュテールの改訂による、
ラヴェルの楽譜がありますが、
細かいニュアンスを再現出来るよう工夫されています。
タローさんのプーランクですか。
どんな曲が入ってるのでしょうか。

お久しぶりです。thunderさんのブログいつも拝見してます。お元気でしょうか。お忙しいようですね。
 ペルルミュテールの話が出ていたので、ついコメントしたくなりました。
ラヴェルは好きで好きでジャック・フェブリエとペルルミュテールの全集を持っています。いずれもLPレコードです。今はLPレコードを聴く機材を持っていないため、昔、カセットテープに録音したものをたまに懐かしむように聴いています。
 オーケストレーションの魔術師と言われますが、ピアノ曲も歌も、そして室内楽曲も大好きです。
パリに住んでいた頃、郊外の公民館のようなところでペルルミュテールのリサイタルを聴きました。プログラムはラヴェル、ドビュッシー、だったと思います。控え室の出口が私の席のすぐ横で、ステージに向かう前、ウロウロしてそわそわして、子供がだだをこねるような仕草で今にも「怖いよー!やりたくないよー!」と声が聞こえてきそうでした。もちろんあのクリスタルな音色で聴衆を魅了しました。道化師の朝の歌で暗譜がとんで迷子になってしまいましたが、それは愛嬌。50名位の聴衆でしたが、おそらくすべての聴衆がこの偉大な芸術家を心から愛しいると感じました。
 しかし、なぜ、ちゃんとした会場でコンサートが開催できなかったんでしょうね。録音もマイナーなところからしか出せなかったんでしょう。不思議ですよね。もっと評価されるべきだ!!

>さき様
ペルルミュテールの校訂譜というと、楽譜屋さんの店頭で眺めたような気がします。青字でいろいろ書いてあるやつでしょうか。細かいなあ、と感心して見たような。

タローのプーランクですが
・プレスト変ロ長調
・メランコリー
・フランス組曲
・夜想曲(8曲)
・常動曲
・村人たち
・間奏曲第2番
・3つの小品(パストラル-讃歌-トッカータ)
という選曲です。私の好きな夜想曲第1番が絶品の演奏。

>おとう様
毎度ながら貴重なコメント、ありがとうございます。
50人くらいでペルルミュテールを聴いたというのはすごい話ですね…

私も実は最後の来日公演(1989年)を聴いているのですが、39度近い発熱をおして聴きに行ったため、演奏の詳しい印象を覚えていないのが悔しいです。
それでも、ヨロヨロとステージに出てきてやっとのことでピアノの前に座り、それでも「夜のガスパール」などの難曲をちゃんと弾いていたのには驚いた記憶が。

ペルルミュテールのラヴェルの全集は、ステレオとモノラルの新旧2種あるのですが、私は有名な新しい方より、古い方が大好きです。オルゴールみたいな、まさに「クリスタルな」音色で。

ジャック・フェブリエの演奏はお聴きになったことはございますか?
ペルルミュテールとは全くと言っていいほど異なる演奏ですが。これも私は大好きです。3手の作品まで入っていて、まさしく全集です。素晴らしいですよ。

>青字でいろいろ書いてあるやつでしょうか。
>細かいなあ、と感心して見たような。
そうです。細かいです(汗)
ただでさえ細かい譜面なのに、、、と
思いますが、ラヴェルならでは、、かもしれませんね。

タローのプーランクリストありがとうございます。

>私の好きな夜想曲第1番が絶品の演奏。
なるほど。気になる盤ですね。。。

フェヴリエ、持ってます(^^)

4-5年前にCDが新装再発売されて、そのときに手に入れました。
この人もラヴェルに直に教わっているはずなのに、ずいぶん違うものだなあ、とたしかに思った記憶があります。
最近聴いていないので、久しぶりに聴き返してみようと思ってます。

フェヴリエはプーランクの室内楽を全曲に近いくらいたくさん録音していて、これもよく聴きます。というかワタシ的にはスタンダード。

フェブリエがスタンダードとは恐れ入りました。
私の配偶者がフェブリエの弟子、タッキーノに師事していまして、クラスコンサートで何度かフェブリエを見かけたことがあります。優しそうな、暖かそうな笑顔が印象に残っています。残念ながら生の演奏は聴いたことがありませんが。
私が最も敬愛する音楽家の一人です。

奥様はタッキーノのお弟子さんなのですか!
プレートル指揮、タッキーノ独奏のプーランクのピアノ協奏曲のレコードは、十代の頃から親しんでおります。

EMIに残っているプーランクの全曲録音は、室内楽曲がフェヴリエ、ピアノソロがタッキーノという分担になっているのです。
プーランクが大好きな私としては、おかげでこのお2人にはとても親近感を持っていたところでした。

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