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2008.03.27

アークヒルズの春

アークヒルズの夜桜を横目に見ながら、サントリーホールへ急ぐ。
いつの間にかもうかなり満開に近い感じで、人出も増えてきている。
都心は暖かいんだな。

20080326

東京都交響楽団 第659回定期演奏会(サントリーホール)

ペルト/フラトレス
モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」(Vn:矢部達哉)
R.シュトラウス/交響詩「ドン・ファン」
ヒンデミット/交響曲「画家マチス」
 指揮:ジェイムズ・デプリースト

TMSO, 080326早いもので、このブログを運用開始して間もない頃に都響常任指揮者に就任したデプリースト師も、ついに3年間の任期満了で最後の定期演奏会となった。
もう少し長いことやってくれないかなあと期待していたんだけど、もともと身体の丈夫な人ではないし、車椅子に乗っているくらいで長距離の移動はかなり大変らしいので、仕方ないかとも思う。

演奏自体は、この3年間の集大成にふさわしい大変見事なものだった。
なかでも最初と最後が良かった。冒頭アルヴォ・ペルトの作品は、弦楽器群の、もし自分がやれと言われたら胃が痛くなるような最弱音での精妙な音程のコントロールで始まり、音量が漸増してやがてシベリウスを思わせる冷徹で透明な響きに至る。都響の弦セクションの底力!
最後のヒンデミット。複雑に入り組んだテクスチュアを見事に解きほぐすように、明るく開放的で前向きなサウンドが見事だった。
中間の、伝統的なレパートリーである2曲も、暖かくヒューマンな響きが素晴らしい。ドイツのオーケストラの流儀とはちょっと違うけれど、これはこれでたいへんな説得力がある。

いつぞやのインタビューで読んだのだが、デプリースト師にとって理想のオーケストラのサウンドは、フィラデルフィア管弦楽団のそれなのだそうだ。たまたま家に、サヴァリッシュ指揮フィラデルフィア管の「画家マチス」のCD(EMI)があったので、たったいま聴き返していたんだけど、確かに音の方向性は似てきているかもしれない。因習に囚われない、豊かで肯定的でかつ整ったサウンド。
次の時代へ、どう受け継がれてゆくだろうか。

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東京都交響楽団 第659回定期演奏会 Bシリーズ 日時:2008/3/26 (水) 19:00 場所:サントリーホール 指揮:ジェイムズ・デプリースト ヴァイオリン:矢部達哉(都響ソロ・コンサートマスター) プログラム: ペルト:弦楽器と打楽器のための『フラトレス』(1991年版) モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調『トルコ風』K.219 R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』op.20 ヒンデミット:交響曲『画家マチス』 席:B席 1階1列30番(ヴィオラと1メートルくら... [続きを読む]

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