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2008.02.16

TKWOat紀尾井

TKWO, 080215東京佼成ウィンドオーケストラ 第96回定期演奏会(紀尾井ホール)

A.ガブリエリ(G.F.ケディーニ編)/戦いの音楽
W.A.モーツァルト/セレナード第10番「グラン・パルティータ」より1、3、6、7
G.ホルスト/第1組曲
I.ストラヴィンスキー/管楽器のための交響曲
V.レイノルズ/情景
 指揮:下野竜也

TKWOの年1回恒例の紀尾井定期。
見ての通り、16世紀から20世紀に至る管楽合奏音楽の精粋。きわめて硬派にして、「流行り廃り」から一切背を向けたこの曲目。
「Tribute to Fennell」と題して、20世紀吹奏楽界最大の偉人、TKWO元常任指揮者フレデリック・フェネルへのオマージュとしての演奏会だった。

学生時代は、お金を払ってコンサートを聴きに行くなどという発想が一切なかった私が、今のようなコンサート・ゴーアーに変わっていくきっかけになったのが、1984年に常任指揮者となったフェネルとTKWOの、年2回の定期演奏会を楽しみに聴くようになったことだった。
フェネル=TKWOの、どのような音楽を、どのように聞かせるのか、という意志と確信と、結果として出てくるぴたりと方向性の揃った音は、プロの演奏といえばただ上手いだけ、みたいにそれまではなんとなく思っていたのを覆し、プロの演奏の本来持っている別格性にあらためて気がつくことになったのだ。

とはいえ、現在のTKWOが、当時のフェネルの考え方や理想を正しく継承発展させているかというと、これがなかなか微妙なものがある訳で。
今日聴いたところでは、最後の「情景」がまるで別人のように上手かったけれど、こういう技巧的な難易度の高い「現代の吹奏楽曲」を見事に、カッチョよく演奏できるということが、フェネルの目指した最終目標なのかというと、決してそんなことはないだろうと思う。
含みのある言い方ですが、言わんとするところをお汲みとりいただければと願います。

勿論、悪い演奏ではなかったんですけどね。
ホルストはやっぱり名曲中の名曲だと改めて感嘆したし、モーツァルトも然り。ストラヴィンスキーはむかし某R合奏団で演奏したっけなあ(つくづく無謀であった。ワタシゃサックスなんで降り番だったけれども(^^;)…

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コンサート(2008年)」カテゴリの記事

コメント

ストラヴィンスキー。。確かに無謀でした。

今年は、無謀さがさらにヒートアップした様なお願いで、恐縮です。

やりがいがあるというか、あり過ぎというか。
皆頑張りますので、よろしくお願いいたします。

オーソドックスなプロですねぇ。いいですねぇ。

この書き込みは私に、久しぶりにフェネルのホルストを聴けよ、と言っているのだと勝手に解釈し、ただいまTELARC盤のLPレコードを引っ張り出して聴きながらコメントを書いています(演奏はクリーヴランド管の管打セクション)。いやあ、いわゆるひとつのこのイチクミにおけるお手本のような演奏です。バランスとテンポが素晴らしい。ジャケ写真でのフェネル氏は黒のタートルネックのセーターと白のズボンという出で立ち、このサリエリのような恰好ではありませんです。えへへ。

え? Saxophoneセクションのメンバーを書いたほうがいい? かしこまりました。

Albert Blaser, Paul Cohen (alto)
Robert Gref (tenor)
George Shernit (baritone)

マエストロ・下野の指揮はいかがでしたか?

確かに、含みのある言い回しですねえ。
モーツァルトは厳しかったですか?

>うえの様
先程はどうもでした。
今日の話はまたのちほど。

>よねやま様
LP懐かしいです。バスドラムが鳴るところの溝が波打ってるのが見えるヤツですね。
所有しているCDにはメンバー表は載っていません(ジャケット写真は同じですが)。ありがとうございます。そうか、ポール・コーエン博士がセッションメンバーに参加しているのか。

>てれすこ様
モーツァルトやガブリエリ(金管が厳しかった)はやはり難しいなあ、と思ったことは確かです。普段こういう音楽はやり慣れていないだろうし、バセットホルンなんて楽器を吹奏楽の現場で吹くことなんかまず無いわけですから。
でも、彼らはプロなのですから、時には慣れないことだってしなければならない時もある。

フェネルという人は、TKWOに着任して最初に言ったことというのが、「あなた達はプロフェッショナルな演奏団体として、採算的に自立できなければならない」ということだったそうです。
採算の話をまず最初にするところがすごいな、と思います。さすがアメリカ人というか、単なる音楽バカではなく、「何のために」「何をするか」という明快で実利的な目的意識がある。
要は「ゼニのとれる、本物のプロであれ」ってことでしょ。
そこまで理解してこそ、フェネルの衣鉢を継ぐ、ということだと思うんですが…

ここまで書くのに1時間以上かかってしまいました。眠くなってきたのでそろそろやめます。
個々の演奏に対する不満や批判ではないのですよ。そんなことは素人だって(素人もどきの批評家だって)言えることですから。

素晴らしい分析でいらっしゃると感心いたしました。
一つだけ…。
「時には慣れないことだってしなければならない」とありますが、少なくともバセットホルンの1stの方は、バセットホルンのプロでもありますよ。

>クラ吹きさま

たいへん遅くなりました。
そうだったのですか。それは存じませんでした。たいへん失礼いたしました。バセットホルンって難しい楽器なんですねえ。

「プロなのですから、時には…」という文句自体は、一般論としては真実だろうと考えますので、訂正や削除はいたしません。
ご了承くださいませ。

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