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2008.02.11

こんにゃく座初体験

こんにゃく座_080209本日(2月9日)2本め。
5時10分に終演したすみだトリフォニーホールを出て、錦糸町から地下鉄で一本勝負、三軒茶屋で降りて、6時の開演ぎりぎりに間に合う。予定通り。

オペラシアターこんにゃく座公演(世田谷パブリックシアター)
あちゃらかオペラ・夏の夜の夢-嗚呼!大正浪漫編-
 原作:W.シェイクスピア
 台本:山元清多
 作曲:萩京子
 演出:山元清多、立山ひろみ

座付きピアニストの服部真理子さんからご案内をいただいた公演。
シェイクスピアの「夏の夜の夢」を、時は大正、所は軽井沢の森に翻案したというもの。

私の大学時代のゼミの恩師はブレヒトの権威の演劇史家で、シェイクスピアは原語で読まされました。でもって卒論には浅草オペラのことを書いたくらいで、しかもまた昨年は、メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」を半年かけて練習して演奏会に乗せたばかり。
まるで私の経歴や好みや諸々の事情をご存じでご案内をくれたのかと思ってしまったくらいだったが、特にそういうことはなく偶然だったらしい。

実に面白かった。脚本は浅草オペラ的な作りの中にシェイクスピアの精神をきちんと残した、きれいな翻案だった。
確立された日本語の「オペラ」でありながら、ドリフのコントにも通じる伝統的な日本の喜劇のスタイルもある。
今までに様々な機会に観たことのある、音楽と演劇やダンスを融合したパフォーマンスと称するものが、どこか高校生の文化祭みたいな中途半端なリアリティに落ち込みがちだったのに比べて、そういうものとは根本的に違う力業を楽しませてもらった。

公演プログラムの中の文章に、とある勘違い外国人が詠んだという俳句もどき「鎌倉に鶴がたくさんおりました」についての考察が載っていたけれど、なるほどなあ、と思ったのだった。
ただの事実、あるいは自分の言いたいこと、をがむしゃらに並べただけではそれは芸術ではない。観客(鑑賞者)の想像力を、きちんと解放してあげることができるだけの余地が、高い完成度で存在していなければならない、という、当り前のこと。
その意味でこんにゃく座は、日本語のオペラをきちんと実践した間違いなくプロフェッショナルなカンパニーだ、と思える。

音楽的にも素晴らしいです。主役・脇役の方々は勿論、6人の木霊たち(原作の妖精-パック-に相当)のような端役に至るまで、微妙なフランス風和声に彩られた繊細なハーモニーのアンサンブルを見事に歌いこなしていた。
楽士は管4人(Fl、Ob、Cl、Fg)、Vn、Vc、Pf、Percという8人。舞台奥上方にかたまっていたため、あまりよく見えなかった。

終演後外に出たら、またしても雪、雪。
舗道には既に1~2cmは積もっていた。
いやはや。

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