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2008.01.04

芸大120年祭

Geidai 120th Anniversary今日が仕事初めのところもあるけれど、私のところは6日まで休み。
誕生日、ということはブログ開設3周年記念日の今日は、思い立って上野へ。

東京藝術大学創立120周年記念音楽祭
その時、西洋では!-東京音楽学校創立期とその周辺のピアノ作品-(旧東京音楽学校奏楽堂)

グリーグ/抒情小曲集第3集Op.43
 Pf:松本和将
スクリャービン/3つの小品Op.2より 練習曲嬰ハ短調
チャイコフスキー/ドゥムカ~ロシアの農村風景Op.59
 Pf:有森博
ブラームス/幻想曲集Op.116
 Pf:迫昭嘉
ドビュッシー/小組曲
 Pf:高良芳枝、井上二葉(連弾)
フォーレ/舟歌第4番Op.44、夜想曲第5番Op.37
 Pf:橘高昌男
フランク/前奏曲、コラールとフーガ
 Pf:野原みどり

芸大百周年記念演奏会ということで、ジャン・フルネ指揮芸大オーケストラの演奏会を竣工したばかりのサントリーホールで聴いてから、早いものでもう20年が経つ訳だ。
昨年暮れのサクソフォンフェスティバルの時に、池上先生にこの音楽祭の、明日の芸大ブラス公演の招待券をいただいたのだが、チラシを見てみるとそれ以外にも結構面白そうな企画がいろいろあって、とくに今日の公演は時間があったら行きたいと思っていた。

080104

会場は、重要文化財、旧東京音楽学校奏楽堂
服部先生やモレッティのリサイタルでよく来る場所だけれど、一度ここで普通のコンサートを聴いてみたいものだと思っていたところだった。
なかなか当日券が出ずに開演10分前くらいまで外に並んで待つことになったが、結局無事入場できた。

120年前に建てられた音楽会場で聴く、やはり120年前頃に作られた音楽のみによるプログラム。
面白い。
私が普段一番好んで聴く音楽は、このへんよりちょっとだけ現代寄りの一時代のものが多いけれど、それ以前、18-19世紀のクラシックの雰囲気を引きずりつつ、来たるべきこの後の時代への予感も探せばいろいろと見つけることができる音楽のオンパレード。「過去となった未来への洞察」、とでも言うのか。

松本さんのフランス趣味たっぷりのグリーグ、有森さんのロシア物、迫さんの重厚なブラームス。
「芸大」の教官、卒業生のピアニストたちがそれぞれ自分の得意分野を持ち込んで腕を競うかのような、豪華一本勝負による演奏も、たいへん聴き応えがある。
高良芳枝・井上二葉両大御所によるデュオはすごかった。井上先生はたしか私の亡母と同年生まれだったはずだから、既に70代後半。それよりさらに5歳くらい上のはずの高良先生など、外見はもはやすっかり背中も丸くなって足許も覚束ないおばあちゃんなんだけれど、いったんピアノの前に座って演奏を始めると、輝かしく強靱な音色、的確に掴んだリズムは、そんな外見が全く信じられない。若き日のドビュッシー自身が蘇ったかのような錯覚に陥ってしまった。…感動。
最後は野原みどりさんのフランク。今までのすべての出演者より一段幅広いダイナミクスと深いソノリテを駆使して、見事に締めくくられた。

全100ページもの大部なプログラム冊子が、なかなか興味深い。東京音楽学校創設の当時に関する記事など、ちょっとした歴史的史料だ。


コンサートが終わって帰ってきた夕方、借りていた近所のスタジオにて個人練習。サックス吹き初め。
ひさしぶりに音階練習をたくさんしたので、普段鍛えていない左手の指が火照って熱を持っている。

ちなみに現在、「プロヴァンスの風景」を譜読み中。
今年の5月6日にいよいよ、大栗司麻先生の門下会(別名「島送りの会」(^^;)を本格開催することとなって、私も出場させていただけることが内定している。
46歳にして初めて吹く「プロヴァンス」。
この春はこの曲を食べ尽くすことになりそうです。

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