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2007.12.15

インバルの時代へ!

TMSO, 071214東京都交響楽団 第654回定期演奏会(東京文化会館)

マーラー/交響曲第7番「夜の歌」
 指揮:エリアフ・インバル

12月の都響には、来年度より新しいシェフに就任するマエストロ・インバルが登場、「第9」を含む3つのプログラムを指揮する。
その第一夜、5階席までほぼ9割方は埋まった(チケットは完売だったそうだ)東京文化会館。曲は得意のマーラー、7番。
物凄い演奏だった。

いや、といっても決していわゆる「熱演」ではなかった。非常に理知的で客観的な姿勢と、音楽そのものの深みへとまっしぐらに切り込んでいく集中と専心とが、理想的にバランスされた名演奏だった。
7番はマーラーの交響曲の中で、最も掴み所がなくて難解な曲だと思っていたけれど、今日に限っては全くそんなことはない。実に美しくわかりやすい曲に聞こえ、休憩なし80分一本勝負のこの長大な音世界を、すみずみまで楽しむことができた。
こんなことは初めての経験かも。

インバルという人は、まさに、指揮者の中の指揮者、だ。
客演指揮者としてやって来たオーケストラで、3日間くらいの練習をしただけで、これだけのことをやってのけるなんて。
ギャラは高いだろうけれど、それだけのギャラでも呼ぶに値する「絶対」という存在は、あるところにはあるのだなあ、と実感する。
出番が少ない、とか文句を言う前に、来年度からのインバル=都響のコラボレーションを、楽しみにするとしよう。

そして、素晴らしい演奏を披露した今日の都響のスターティング・メンバーの、覚書。
コンマス山本、Fl柳原、Ob本間、Cl三界(ブラヴォー!)、Bn岡本(もう一方の首席堂阪氏は3rd)、Hn笠松、Tp高橋、Trb小田桐(今回の金管陣は下吹きまで全員正団員。やっぱ安定した音がするわぁ)、Timp安藤。総力戦でしたね。
冒頭どソロのテナーホルンは後藤文夫氏のようだった。なんか、怒ってるみたいな凄味のある音だった。
インバル=都響のマーラー7番は、以前のマーラー全曲サイクルの一環で1996年頃にも聴いたことがあって、そのときもいい演奏だったけれど、今回はエキストラ奏者も含む資質の向上が著しいものがあると感じる。

舞台上は、随所に立った補助マイクをはじめ、かなり本格的なライブ録音の体制。
CD出るといいな。

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コメント

都響のマーラーというと、今は亡きベルティーニさんの素晴らしい演奏が忘れられないのですが、今後のインバルさんの活躍も楽しみです。今後の都響も目を離せませんね。

おお、ベルティーニのマーラー、聴かれていたのですね。

私も埼玉会館のシリーズで全曲聴きました。
生涯最後のベルティーニ体験となった「9番」が忘れられません。

ベルティーニの演奏はもう聴くことはできませんが、同じく世界に冠たるマーラー指揮者のインバルの演奏をまた楽しめる幸運を、実感しています。

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