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2007.11.17

2007年のモレティ

Moretti, 071116ファブリス・モレティ サクソフォンリサイタル(旧東京音楽学校奏楽堂)

A.マルチェルロ/オーボエ協奏曲
H.ヴィラ=ロボス/ファンタジア
港大尋/遠みから遠ざかってみても~ソプラノサクソフォンとピアノのための
J.リュエフ/シャンソンとパスピエ
E.ボザ/アリア
M.ビッチ/村娘
J.アプシル/5つの歌
A.ピアソラ/忘却、K.ワイル/ユーカリ(ピアノソロ)
H.トマジ/バラード

Fabrice Moretti(A.Sax)、服部真理子(Pf)

モレティという人は、様々な経緯と事情により、その実力にふさわしい評価と待遇をフランス本国で得ているとは言い難いけれど、それでも毎年のようにここ日本でその音楽を聴くことが出来るのは、一種の僥倖だと言っていいと思う。
この図式、何かに似ているなあと思ったら、私の敬愛する指揮者ジャン・フルネ師と同じだった。
フルネは大戦中の対独協力のキャリアが災いしてフランス国内でのメジャーな演奏活動を遮られ(晩年はほぼ忘れられた状態だったとか)、結果日本のオーケストラと親密な関係を築いて、フランス音楽の真髄のような演奏の数々を私たちにもたらしてくれたのだった。

出遅れて途中からしか聴けなかったけれど(ぶっ速いヴィラ=ロボスはロビーで聴いた)、相変わらず世界の第一級の素晴らしい演奏。
詳しい感想については、過去に書いた記録がたくさん残っているので(昨年2006年はこちら、一昨年の三崎港でのコンサートはこちら)、いまさら屋上屋を重ねるような文章はやめておこうと思う(自分のボキャブラリーの貧困さがバレるだけだし)。

ただ私の場合確かなのは、モレティ氏の演奏を聴いていると、20年以上前、自分がかつてサクソフォンや音楽を一番ひたむきに学んでいた頃のことを思い出して、元気になる、ということだ。
70-80年代に青春を過ごしたおじさんのノスタルジーだと、笑う人は笑え。
現在の私にとっての究極の課題は、まさに、70-80年代の自分自身を再び獲得し直すこと、なのである。

アンコールに、シューベルトのセレナード、ピエルネのカンツォネッタ(これがいいんです。これこそが音楽)。

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