金・都響・シュトラウス
東京都交響楽団 第650回定期演奏会(東京文化会館)
R.シュトラウス/歌劇「サロメ」より 7つのヴェールの踊り
同 /メタモルフォーゼン
同 /交響詩「ドン・キホーテ」(Vc:アルト・ノラス、Va:鈴木学)
指揮:金聖響
金聖響も大人な音楽やるようになったものだな。何か肩書貰ってもいいのではと思うほど、都響には昔から定期的に乗っているけれど、よくも悪くも若いなー、という演奏が多かっただけに。
余裕すら感じさせる節回しを聴かせながら、弦の美音(コンマス矢部さん)、軽くストレス無く真っ直ぐに鳴るトランペット(高橋隊長)・トロンボーン群、木管首席チーム(Fl柳原、Ob広田、Cl三界)の名人芸、という都響の美点をうまいこと使って、なかなか楽しめる演奏をつくり出していた。
これでホルンがあと少し増強されればホントに無敵なんだけどなー。といっても今日だって「ドン・キホーテ」の6人中正団員が2人しかいないなどという状況では仕方ないのだが。お願いだからホルンとファゴットの下吹きを補充するだけの予算をちゃんとつけてくれえ>東京都、という気分。
チェロのアルト・ノラス氏には感銘。
ヴィブラートはものすごく大きいし、音程は結構微妙な箇所が多かったけれど、音色が素晴らしい。いままでに聴いたことのあるチェリストの中でも圧倒的にストレートに届いてくる良い音だと思った。
「ドン・キホーテ」の最後、主人公が死んでいく場面の迫真のソロを、息を呑んで聴いた。
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