かつてのホームグラウンド
蒲田の大田区民センターで本番。
最近出来たアプリコという新しいホールではなく、環八陸橋の向こう、富士通のシスラボ(とは今は言わないが)の裏手にある古い建物のほう。高校の吹奏楽部の定演や地元バンドの各種本番など、高校生の時から30代はじめ頃までの、自分のホームグラウンドだった会場だ。
初めてこの舞台に乗ってから、はや30年が経ってしまった。さすがに外観はかなり古びたけれど、蒲田駅から歩き慣れた道を辿っていくと、昔から何も変わりなくホールがそこにあるというのは、なんだか嬉しくなってしまう。
そろそろ建て替えの話とかが出てきても不思議じゃない古さなので、せいぜい細部を目に焼きつけておくこととしよう。

ロビーの窓の外は、JRの蒲田車庫。
この風景も30年前から変わらない(並んでいる車両の種類は替わったけれど)。というか、変わりようがない。

メンバーはたくさんのお手伝いの方々のおかげで、はからずも大田区の吹奏楽界の精鋭が集結したという状態になっており、先週の練習の段階では正直どうなることかと思ったけれど、なんとか崩壊は免れたか(^^;
お客さんも意外と多かったし(とても反応よく聴いていただけて、救われた気分)。
しかし、疲れた。
やり残していることがたくさんあるまま、9月も全速力で始まったようだ。
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かつてのホームグラウンド!
OUR home ground!!
駅から遠いが、音響は良い。
投稿: よねやま | 2007.09.03 22:44
この客席の写真、JR蒲田車庫の写真・・・、
懐かしすぎる。ここで何回吹き、振ったことでしょう。実は今度の春の
K高スプリングコンサート、世田谷がとれなかったので、大田区民センターの抽選に行くつもりです。もし、大田区民センターでやることになったら、歴史のいたずらのようなものを感じますね。
投稿: ken | 2007.09.05 21:23
>よねやま様
このホールの「音響の良さ」が判る耳は、本物です。
>ken師
ええっ、K高が大田区民センターで…(絶句)、なんてことになったら、ホントにすごい。
何故すごいのか、てことは、生徒にはおそらく理解はできないでしょうが。
投稿: Thunder | 2007.09.06 01:21
> よねやま様、Thunder様
僕も、大田区民センターって音がいいって思うのだけど、それは僕自身の耳が、大田区民センターの音響で初期設定されているっていうことなのかな?何というか、職業柄他のホールを使うことも多いのだけど、どうもしっくりこないんだなぁ~。大田区民センターが、吹奏楽の響きのデフォルトになってるのでしょうね。
投稿: ken | 2007.09.06 20:48
>このホールの「音響の良さ」が判る耳は、本物です。
やったあ〜! 誉められたぁ〜! グー。
But、折角その「音響の良い」ホールで、かつてわたくし、威風堂々第1番のあたまが出れませんでした。合掌。
>ken師匠、Thunderさん
>僕自身の耳が、大田区民センターの音響で初期設定されている...
同時に、今はなき「大田区民会館の音響」でも設定されていると思ひます。えへへ。(武蔵野音大ベートーヴェンホールの音響でも? って、段々一般の方々にはわからない話になってまいりました...)
「K高のスプリングコンサートが大田区民センター」で開催されたら、顧問が歩いて会場まで行ける、というメリットもありんすね。いやあ、とにかく、ゼヒやってほしいなあ。
投稿: よねやま | 2007.09.06 23:14
1年で一番忙しいこの時期、コンサートにも行かずに(^^;連日深夜まで仕事をしてますが、台風のおかげで少し早く帰れました。
何年もの間、都内近郊の大小さまざまなホールに乗ってきて、久しぶりに大田区民センターに戻って思ったのは、舞台上でのお互いの音がとても聴きやすいということ。
そして、響きは少ないけれど、何も考えずに吹いてもその音がそのまま客席に届く、ということ。
響きの多いホールは、単に聴くぶんにはなんとなく気持ちがよいですが、舞台上にいると周りが聞こえ辛い場合が多い。サントリーホールなんかその典型らしいですね。
また、大きなホールというものは普通、演奏者の配列や角度をこと細かに調整しないと思うように客席に音が飛んで行かないものです。
都内の有名ホールの中で、私の経験でそういう小細工が一切必要なかったのは、東京文化会館だけでした。
ベルティーニ=都響のマーラー全曲シリーズを埼玉会館でずっと聴いていたのですが(埼玉会館は、東京文化会館と同じ前川國男の設計)、そういえば初めて中で聴いた印象は「大田区民センターをそのまま大きくしたようなホールだ、」というものでした。
投稿: Thunder | 2007.09.07 01:26