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2007.08.30

これからのいろいろ

この秋も、聴きたいコンサートは目白押し。

8月はシーズンオフでコンサートがあまり開催されず、聴くという楽しみはあまりないけれど、代わりに秋以降のスケジュールに思いを馳せてチラシを眺めてみたりチケットを手配したり、という方面の楽しみがある。
旅行だって買い物だって、計画を立てている時が楽しい、ってのがあるじゃないですか。コンサートだって同じこと。
この秋からは2年ぶりに新日本フィルの定期会員(トリフォニー第2日)に復活することになったし、今日は都響のインバル指揮(!)年末の「第九」公演の会員優先予約を済ませてきた。(ディープなコンサート・ゴーアーにとっては、「第九」とは8月とか9月にチケットを取るものなのです(^^;)

さて、サクソフォン系のコンサートも多士済々なのだが、そんな中の第一弾、雲カルのアルト奏者佐藤渉さんのリサイタル(9/22)のチケットを取ろうと、先日マネジメントのレックスのサイトにお邪魔したのだが、そこで偶然、オリヴィエ・シャルリエ(Vn)と上田晴子(Pf)のリサイタルの告知(9/19)を見つけ、びっくりして思わず一緒に発注してしまったのだった。

オリヴィエ・シャルリエ(パリ音楽院ヴァイオリン科教授)といえば、私にとっては紛れもなく世界最高のヴァイオリニストのひとり。
正確無比な技巧と、どんな細部にまで「意思」を通わすことのできる強靱きわまりないフレージングは、今まで私の聴いてきたあらゆる器楽演奏家たちの中でも最高レベルのものだ。
しかし何故か、大きなマネジメントとか派手な演奏活動とかとは無縁の人で、一番最近聴いたのは一昨年の静岡でのアマチュアオーケストラとの共演だったし、今回のリサイタルだって、会場はキャパ250のルーテル市ヶ谷センターだと。
サントリーホールとかオペラシティとかで、何千人もの客を集めてリサイタルをする斯界の名手たちに全く引けをとらない、どころか、彼ら(彼女ら)よりもよほど聴くべきものを持った演奏家だと思うのだが。

これはやはり、仕事が忙しいとかなんとか言ってないで聴くべきだと思った。
これでルーテル市ヶ谷程度のキャパの会場さえ満席にならないようだったら、日本の聴衆の見識が問われるというものだ。
ピアノの上田さんも素晴らしい方だと自信を持って言える。2004年だったか、作曲家湯山昭のデビュー50周年記念コンサートというのを紀尾井ホールで聴いた際(須川さんが「マリンバとアルトサクソフォーンのためのディヴェルティメント」を吹いていた。ライブCDも出ている)、何人ものピアニストが出演された中に上田さんもいたのだが、ひとりだけ音色も響きもダイナミクスも飛び抜けて聞こえたものだった(勿論、出演されていたのは全員名のあるプロのピアニストばかりだったにもかかわらず)。

…シャルリエに入れ込んだおかげで、他のコンサートのことが書けなくなってしまった(^^;
つづきはまた日を改めてやりましょう。

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コメント

突然すみません。今SAXの楽団を探しておりましてたまたま『なめら〜か』様を見つけました。聞きたいことがあるんですが、そちらでは団員の募集はしておりますか???

本家掲示板のほうにもお返事差し上げましたので、詳しくはそちらをご覧いただければと思いますが、結論から言うと、残念ながら「なめら~か」では団員の公募は現在のところいたしておりません、ということになります。
決して新しい戦力を求めていないということではないのですが、現状では見知らない方を広く募って団員として招き入れるという、楽団運営上の対応をとることが不可能、という理由によります。
どうかご理解いただきたく思います。

私も、佐藤氏のリサイタル情報を調べに行ったときに、シャルリエ氏の情報を見つけて驚きました。Thunderさんならば、きっと反応するに違いない!と思っていました。

エドワード・グレグソンのヴァイオリン協奏曲を録音で聴いて、大変感動した覚えがあります。聴きに行こうかな、と迷い中です。

しかし、佐藤氏のリサイタル情報は、未だレックスで告知されていないのですね。

私の場合は、10年くらい前に聴いたサン=サーンスの第3協奏曲でした。この、手垢のついたような曲が、あんなふうに今生まれたばかりのように聞こえたことは無かったです。

レックスのK子さんに聞いたところでは、今回の佐藤さんのリサイタルのマネジメントは「電話番号を貸してるだけ」に近いものだそうで(^^;
ほとんど佐藤さんご本人の自主企画のようです。

こんにちは。昔、武満さんの「系図」についてのエントリにコメントした者です。サックスには特段関心がないのですが、このブログは愛読しております。

去年、ハバネラSQを強く推されていたので生まれて初めてサキソフォン・アンサンブルを聴きに行って、うーん何というのか、内輪受けを強く感じましたね。いいとは思いませんでした。音楽ではなく楽器を感じてしまったといいますか…(編曲ものだった所為もあるのでしょうが)。

と言いつつ、シャルリエの演奏会は、Thunderさんの推薦を信じてチケットを取ってしまいました。ここを見ていなければ気付かなかったところです。曲目も素敵なので、楽しみにしています。これからも、いいコンサートを御紹介下さい!

コメントありがとうございます。武満の「系図」についてのコメントはよく覚えています。このブログを始めて2年8ヶ月の間に、いろいろな方からたくさんのコメントをいただきましたが、その中でも際立って印象に残っているもののひとつです。

実は私も特段「サックス」に関心があるわけでもないのですが(?)、自分が出来る楽器がこれしかないため、音楽についてあれこれ考える上でどうしてもそこを切り口にせざるを得ないのです。
因果なことだなあ、とは、時々思いますが、逆に言うと「サックス」を切り口としていることによって、自分の考え方の独自性が担保されているのかもしれないので、とりあえずこれからも現在のスタンスをとり続けるつもりでおります。

シャルリエに関しては、是非ご自分の耳でお確かめください(^^)

>実は私も特段「サックス」に関心があるわけでもないのですが(?)

そういうことをはっきりと言えるところが、単なるSAXオタクとThunderさんを分かつところだと思います!

丁寧な返信をありがとうございました。

てれすこさんの尻馬に乗りますが、そうですね、まったくその通りだと思います!楽器を吹く職人的な楽しみをよく知りつつ、それに淫することなく普遍的な言葉で語ろうと心掛けておられるところが、Thunderさんの魅力なのでしょうね。「得魚忘筌」といいますが、筌(楽器)なくして魚(音楽)が得られないのも、また事実ですから。

ちなみに私、サックスにも「人並みの」興味はあるんですよ。嫌いというわけでは決してないのです。昔、聴きにいった紀尾井シンフォニエッタに客演したドゥラングルの音色は、未だに忘れられません!

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