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2007.07.04

週明けの新着

SheetMusicPlusに注文していた、「朝鮮民謡による変奏曲」(J.B.チャンス)のフルスコアが届いた。

Variations on A Korean Folk Song

今年からお邪魔するようになったK高ウィンドアンサンブルの、今年のコンクール自由曲。
「やる曲のスコアを自分で買うトレーナーというのも珍しい、」と顧問の先生には笑われたけれど(^^;、実はこれ、私としては大学3年のとき所属していた大学吹奏楽研の定演で「指揮者デビュー」した思い出の曲で、なんといっても歴史的な名曲だし、値段も$10.5だし(他に送料が$4.99。スコアがちゃんと別個に買えるところがさすがアメリカ)、コピーして製本する手間を考えたら安いものだ。そもそも自分で演奏する曲のスコアを買う、というのは私にとっては自然な行動様式でありまして。
…あっ、そうか、自分で演奏する訳じゃないんだった(^^;

打楽器群がスコアの真ん中の段にいるのが、なんだかオーケストラのスコアみたいだ(一番下段は金管群)。

知り合いに、朝鮮民謡やる、と言ったら「サックス吹き的にはあんまりおいしい曲じゃない」みたいな言われ方もしたけれど、ちょっとそれは違うんじゃないかとも思う(吹いていて「おいしい」、という捉え方には違和感を感じる)。その曲が、トータルとして手間と時間をかけて勉強し練習していくに値する音楽であるか、ということが重要ではないかと。
そういう意味では、これは間違いなく「傑作」であり、この世界の「古典」の名にふさわしい音楽だと思う。隙がなく均整のとれた構成といい、簡潔で効果的なオーケストレーションといい、何よりも元の主題となった歌(「アリラン」)に対する真正なる敬意の存在、という点で。

最後に挙げた点については、残念ながら最近のある種のバリエーションや編曲ものに関してまるで欠けている(ように感じられる)ことが往々にしてあって、苦々しく思っている。どこを探しても元の曲の尊厳などまるで見当たらないほど改変したあげくに「編曲です、」と言い張るとか。
これはまあ、作曲家(編曲者)としての一種の宣伝というか売名行為のようなものだろうと思っている。そりゃそうでしょう、聞いたこともない作曲家の名前があるよりも、とりあえずホルストやビゼーやチャイコフスキーやヴィヴァルディなんていう名前がセットでプログラムに載っているほうが、少なくとも注目はされるだろうから。
…オレは何を書いているんだ。閑話休題。


Valses週明けには荷物が届くことが多い。(どこの店や会社も、週末に発送業務が集中するせいか?)
こちらはAmazonから届いたCD。

レイナルド・アーン(1875-1947)/ワルツ集「ひもときし手紙のリボン」、歌曲「くちづけのゆえに」(Fontec
 アンリエット・ピュイグ=ロジェ&高野耀子(Pf)、
 河本喜介(Br)

最近、ティッサン=ヴァランタンやピュイグ=ロジェのCDについての2年前の投稿に関してコメントのやりとりをさせていただいた際、いろいろ調べごとをしていて見つけ、注文していたもの。

ピュイグ=ロジェ女史滞日中の、1983年の録音。
リンク先の投稿で挙げたドビュッシーとフォーレのCDと、同じ音がする。
音色が同じ、というより、喋り方(音楽的な)、というか、響きのイントネーションが同じなのだ。
曲そのものはサロン風の小品集で、シャブリエのように勢いよいところもあり、かと思うとプーランクやサティみたいでもあり、といってもシャブリエほど明るくはなく物憂げでシャンソンチックな、要するになかなか魅力的な音楽。

ジャケットには、夢見がちに上方を見ながらピアノを弾く、コクトーの筆によるアーンの肖像画。
この、人生投げてるような雰囲気そのままの音楽だと思った。

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コメント

うちにもスコア届きました(^^)
自分の分と渡辺先生の分の2冊。その後、パート譜とのセットも注文し、こちらはスコアを1冊余分に注文したので、結局スコアを4冊買ったことになる(^_^; 学校保存用、勉強用と思ってます。しかし、見れば見るほどこの曲いいねぇ~。ホント名曲だわ。この曲を渡辺先生と共に一緒に勉強できるのは幸せだし、生徒達もいい経験になると思う。私としては、ひとりよがりな勝手な解釈をせずに、曲の良さをまっすぐに出せるような演奏をするべく、皆さんと相談しながらやっていきたいと思います。

>最後に挙げた点については、残念ながら最近のある種の
>バリエーションや編曲ものに関してまるで欠けている
>(ように感じられる)ことが往々にしてあって、
>苦々しく思っている。どこを探しても元の曲の尊厳など
>まるで見当たらないほど改変したあげくに「編曲です、」と言い張るとか。

この点、私も激しく同意です。

朝鮮民謡、は、名作の一言ではあらわせない作品だと思います。わずか7分ほどの時間の中に起承転結が見事に詰め込まれているだけでなく、冒頭のクラリネットの音域の選択に始まって楽器用法のすばらしさも特筆に価すると思います。要は傑作、ということですね (^^;

最近の編曲云々については、ワタシが要は何を言いたいかは、mckenさんでしたらとっくにお判りいただけているかと。

というか、読む人が読めば判りますね(笑)

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