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2007.07.29

高校生たちと~夏本番へ

明けそうでなかなか明けない梅雨の末期の蒸し暑い好天の下、朝9時半から、まいど都立K高ウィンドアンサンブルの指導へ。
シリーズ「高校生たちと」、って感じで当ブログ上でもエントリが続いている。新しいカテゴリでも立てちゃおかな。

午前はパート練指導、午後は合奏。酷暑を覚悟していたが、珍しくも午前午後とも冷房のついた部屋だった。
合奏は、このたびK高トレーナーに正式就任した渡辺先生の指揮。今日もまた、すばらしい音楽性と洞察力と情熱と機知にみちた練習だった。「ボールを投げ終わった後では軌道修正はきかないだろ、」(だからちゃんと準備してから音を出せ)、なんていう言葉、名言だと思う(言われてみりゃ当り前のことなんだけど)。
生徒たちは、とても真面目で優秀なのだが、都立高校なもので基本的にのんびりしているので、この渡辺先生の情熱に100%はついて行けていないところもあるのが、実に惜しい。

しかし考えてみたら、ワタシゃこのK高ではトレーナーという立場で渡辺先生と同格なのである(!)。
空恐ろしいことだ。とくに今日など、気分としては合奏の後ろでたくさん勉強させていただいている聴講生のそれなんだけど。

8月1日から合宿(志賀高原)にもお邪魔させていただくことになった。
大好きな「夏」が今年もやってくる。「夏休み」と称して会社を大手を振って休んで、おもいっきり楽器を吹きに遠出できるというのは、この季節ならではの嬉しさだ。決して暑さが好きな訳ではないけれど。

かつて毎年夏、セルマージャパン主催のサクソフォンキャンプというのがあった。同時期の八ヶ岳山麓のヤマハのセミナーのほうに行った年もあったけれど、なんだかんだでのべ10年以上にわたって参加し続けていたものだ。
セルマーのキャンプはずっと越後湯沢での開催だったけれど、最初の5回くらいは志賀高原の一ノ瀬で、当時20代だった自分にとってはこちらのほうがずっと印象深い。
その頃の志賀高原で、S々木先生のクラスで個人レッスンを受けたことがある。ラクールの2巻から何曲かみていただいたのだが、とても誉めてくださって、その時に言われたものだ。「これからは、あなたが他の人を教えるということもしていってください。それが後に続く人のためになるし、何よりもあなた自身のためになります」と。
その頃は「エーッ、オレが人を教えるなんて」、と思ったものだったけれど、あれから17年経った今となっては、その通りに周囲の事情が推移していることを実感するものだ。
そして今、こんどは「教える立場」として、再び夏の志賀高原を訪れるということに、なにかとても運命的なものを感じている。…

合宿のしおり、というのを貰ったのだけど、いやー、なかなかのもんです。
手書き・わら半紙半折・ホッチキス止め、という体裁がまず懐かしいし(さすがにコピーだよね?ガリ版ではないと思う)、中身も感性がほとんど女子高だ。
「もちもの」のページで、楽譜とか着替えとか洗面用具とかいろいろ挙げたあとに

「最後に…
あなたの熱いPassion!! そしてLove(*´∀`*)」

なんてね。いいなあ(笑)。

持ち物は「愛」と「情熱」ですか。
よろしい、お望みどおり持参いたしましょう。

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練習、リハーサル」カテゴリの記事

コメント

>「これからは、あなたが他の人を教えるということもしてい
>ってください。それが後に続く人のためになるし、何よりも
>あなた自身のためになります」と。

私にも同じことを言われました。最近は大学の教務が忙しく自宅でのレッスンが難しくなっていますが、先生から得たものは数知れず。演奏する上での心構えのようなものも。。。。

「合宿のしおり」! 懐かしいです。「手書き・わら半紙半折・ホッチキス止め」ってのが変わっていないのもスゴい(私はその高校の卒業生ではありませんが)。ただ、「(*´∀`*)」といった絵文字はなかったなあ。ケータイ、インターネットはおろか、そもそもパーソナルコンピュータがなかった、およそ40年前...

おー、渡辺先生が正式にご就任ですか。

志賀高原、懐かしいですね。(苦笑)

明日まで3日間連続で渡辺先生のバンドレッスンです。うちの生徒にはもったいなすぎると思うけど、顧問としてはホントに嬉しいです。今日の合奏も、数ヶ月前にはとても想像できないような音を出していた。Thunder先生、合宿よろしくお願いいたしますm(__)m

>井伊さん
S々木先生にはキャンプで2-3回当たってお世話になっただけで、井伊さんのように叩き上げのS々木門下という訳ではありませんが、そのとき(1990年のキャンプ)に言われたことというのは、自分の中ではかなり大きなターニングポイントになっています。

>よねやまさん
ん?40年ではなく、30年前ですよね?

ケータイ、PCどころか、私の家には中学3年(31年前)まで電話すらありませんでした。いわゆる「(呼)」(呼び出し)ってヤツです。
今の人には何のことだか判らないでしょうね。

>京青さん
志賀高原で撮った例の写真を、うちのアンサンブルの新入団員の方に見せて面白がる、ってことが出来なくなったのが、残念です。
…って、思いきり内輪ネタ、失礼しました(^^;>みなさま

>ken師
合奏を聴いていると、時々、物凄く良い音(東京文化やサントリーで聴くプロの演奏と同レベルの)が聞こえるときがあるようになりましたね。
勿論、一瞬のことなんですが、少なくとも4月の時点ではそんな経験は皆無でしたから。

合宿には、「愛」と「情熱」と、自分の中の「若さ」の残りをかき集めて、鞄に詰めて参上いたします。

>ん?40年ではなく、30年前ですよね?

あっ、そうDoS。引き算を間違えました。

>いわゆる「(呼)」(呼び出し)ってヤツです。

おー、「Aさん宅のThunderさん」かあ、同じく懐かしいです。

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