宮前にて本番
宮前ウィンドオーケストラの本番。
昨日のゲネプロ(夕飯を食べて帰ってきたら日付が変わっていたので、日記更新は諦め)から引き続いて、勝手知ったる宮前の文化センターに通う。
音の輪の練習等々で、この10年以上の間、何度も通ったホール。
ちゃんとしたホールでの本番というのは実は意外と久しぶりだったりする。毎年5月にあった「音の輪」は無くなってしまったし、アンサンブルコンテストは旧年中に終わってしまったし、2月の本番は客席でのバンダだったし、3月のアンサンブルコンクールは大学の階段教室のような舞台だったし。
舞台の上の独特の高揚感が、好きだ。たとえどんな小さな舞台であっても。
自分の居場所は「そこ」だ、というシンプルで小さな達成感と、一種の嬉しさを感じる。
デューク・エリントンだったかカウント・ベイシーだったか忘れたけれど、「あなたの故国(country)はどこですか」というインタビューに対して、「ステージの上が私のcountryなのです」と答えたんだそうだ。
舞台に立つ人間の端くれとして、そういう境地に少しでも近づきたいと思う。
1部クラシック&オリジナル、2部懐かし系のポップス(「宝島」だの「ボイジャー」だの。「宇宙戦艦ヤマト」には個人的に燃えました)、という、久々に乗った典型的市民吹奏楽団の定期演奏会。
地元の普通のおじさんおばさん、お爺ちゃんお婆ちゃんたちがたくさん来場し(老人施設から送迎の車で来ているような方もいて、驚いた)、当たり前のように楽しんでいることがよく分かる。市民バンドの王道だけれど(吹奏楽というのはそもそも、「街角の音楽」だったのだ)、そういうあり方をきちんと実践している一般吹奏楽団というのは今日意外とないのではないか。
見習わなければいけないと思う。
今回、以前のエントリに書いたような事情で、練習出席は昨日を除いて2回程度という状態でお手伝いさせていただいたのだが、それなりの仕事はできたんじゃないかと思っている。
演奏も全体的に、本番が一番集中力が発揮されたちゃんとした演奏だったという、ある意味これも典型的アマチュア楽団のありようかもしれない。最終的にたいへん楽しく、気持ちよく終わることができた。
終演後、ソリストのしまっぷー先生、ゲネプロ本番のみで急遽お手伝いをお願いしたとめ氏、応援に駆けつけてくれたしまっぷー門下のアンサンブル仲間たちと、記念撮影。
打ち上げではとめ氏が炸裂しておりました(笑)
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