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2007.03.21

しばしお別れ、サントリーホール

Tirasi070320東京都交響楽団 第640回定期演奏会(サントリーホール)

ブラームス/ハイドンの主題による変奏曲
モーツァルト/クラリネット協奏曲(Cl:カール・ライスター)
ブラームス/交響曲第3番
 指揮:小泉和裕

会場到着は開演15分前。最近にない早い到着だ(^^;

カール・ライスターのモーツァルトを楽しみにしていたんだけれど、終わってみたら圧倒的な印象を残したのはメインプロのブラームスの3番のほうだった。ブラームスの交響曲の中ではあまり聴く機会のない、地味な曲だけれど、こんなに素晴らしい曲だったのかと認識を新たにしたのだった。演奏が良かったのは勿論なんだけど(都響は弦が定評あるところだが、今日はその上に2楽章冒頭の木管のアンサンブルや、なにげないホルン群の合いの手など、地道な細部が実に磨き抜かれていて痺れた)、それだけじゃない。小泉さんという指揮者にとって、このブラームスの3番という曲が何か特別な存在なのだという感じが、ものすごく伝わってきたように思う。
小泉さん自身がプログラムにも寄稿していたけれど、1992年(もう15年も前だ)、急逝した山田一雄が客演予定だった演奏会を小泉さんが代りに振った時も、やはりブラームスの3番で、そのときの演奏も、いまだに覚えているくらい集中にみちた演奏だった。

ライスターのモーツァルト、さすがの貫祿と余裕で満場の盛り上がりをひとりで独占していた。オーケストラのほうも、偉大なソリストに接するというより、自分たちの学校や職場の大先輩を迎えるときのような独特の緊張感があったような。
しかし、音色自体はは昔聴いたときに比べてかなり痩せちゃったかも…という印象。
それでも、今年70歳になるというのに指は全然衰えてないし、音楽は自在だし、素晴らしかったが。

今年度のサントリーホール予定はこれが最後。
4月から9月までホールが改修休館に入るため、しばらくサントリーホール通いともお別れとなる。
開館から21年。私が初めて入ったのが1987年4月のパリ管日本公演だったから、ちょうど20年(20年経った建物にはあんまり見えないけれど)。
いったいこの間、何回この会場の椅子に座ったんだろうか。100回、いや、200回は下らないことは間違いない。
次の20年が過ぎたら、ワタシゃ65歳、ですか…。なんだか想像もつかないけれど、きっとそのくらいの時間すぐに経ってしまうんだろうな。

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コメント

4曲の中では、比較的聴く機会が少ない印象がありますが、3番は本当にすばらしい曲だと思います。有名な3楽章も、若いときはイーシーリスニング的にただ「きれい」と思って聴いてましたが、歳を重ねるにつれ、ブラームスならではの「凄み」を感じます。学生時代3番をやりたいと思ったとき、大先輩に「4曲の中では3番は、アマチュアオケがやってはダメ!!」といわれたことがあります。

3番を作曲した時、50歳のブラームスは34歳も年下の歌手志望の女性と親しく付き合っていた、とプログラムに書いてあります。四捨五入して50の今の私が同じ状況になれたとしても、それはほとんど犯罪だもんなあ。それはともかく、当時は人生50年、こんな若い人とこんなにも親しくなれたのにもうオレは死んじゃうのかぁなどという寂寥感から、オレはもう3番でシンフォニーは打ち止めするよ、聴き終わってそんな感じがしちゃったこの日の3番でした。

ライスターはスゴかった。私達観客よりも都響のほうが感激していたみたいで、それが一番わかりやすかったのは寺本さんだったような。えへへ。ライスター「前」より「後」のほうのブラームスが鳴り方がグレードアップしていたことでも、彼の楽員さん達への影響のほうが大きかったと感じました。彼を呼べたのは矢部さんのサイトウキネンつながりなのかな?

ライスターのモーツァルト:クラリネット協奏曲の演奏会があったのですか!行きたかった・・・けど行けなかった・・・。是非生で聴いた見たかったです。ブラームスの3番も気になる曲ではあるのですが、なかなか”これだ!”という演奏にめぐり合えていません。これも聴いた見たかったな。

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