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2007.03.07

Donald Sinta - American Music

Don Sinta, American Musicドナルド・シンタのソロアルバム"American Music"を入手。

Donald Sinta(1937.6.16-)。アメリカのサクソフォンの「先覚者」のひとりであるラリー・ティールに学び、ティールの後を継いでミシガン大学のサクソフォンの教授を今なお務める、ベテラン演奏家である。
日本で「アメリカの(クラシックの)サクソフォン奏者」というと、一般にユージン・ルソーやフレデリック・ヘムケが連想されるのだろうけれど、このお二方はパリでマルセル・ミュールに学び、大きな意味でアメリカにおけるフレンチ・エコールに属するのに対し、シンタ氏は生粋のアメリカン・スタイルを体現する現役のサクソフォン奏者として、第一義に挙げられるべき存在だろうと私は思っている。
"American Music"は1965年にレコードで発売された、彼の代表盤。このたびようやくCD化されたようだ。

最近、はっきり言ってサクソフォンのCDなどほとんど買わなくなってしまった私ではあるけれど、こればかりは聴かない訳にはいかない。
これは20世紀のアメリカのクラシカル・サクソフォンというものを理解するための、最も重要なアンカーポイントとしての録音だろうと思っていたからだ。

太くて柔らかくてエモーショナルな音色に、大きなヴィブラート。現代の流行りとはある意味正反対のようなサウンドながら、それにしても例えばクレストンの演奏のこの説得力はいったい何なんだろうか。また、最後ベンソンの「エオリアン・ソング」の、あたかも背後に霊的なものすら感じさせるような深さは。
外見はどうあれ、決して屈折を感じさせず、人間の精神の最も深いところから直接に立ちあがってくるような音楽は、サクソフォンに限らない、作曲家にも指揮者にも歌手にも共通する、アメリカ出身の音楽家たちの最良の姿だけれど、そういうものが確かに、ここにもある。

面白いことに、2枚組での発売。曲目・内容は同一ながら、1枚は通常のステレオ収録で、もう1枚は左チャンネルにサクソフォン、右チャンネルにピアノと、完全に分離して収録されている。カラオケ用ってことかしらん。

AMERICAN MUSIC (Mark Custom 4372-MCD)
 P.クレストン/ソナタ
 W.ハートリー/デュオ
 W.ベンソン/ Farewell
 B.ハイデン/ソナタ
 W.ベンソン/ Aeolion Song
Donald Sinta, Alto Saxophone; Nelita True, Piano

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サクソフォン」カテゴリの記事

コメント

ドナルド・シンタ!懐かしいです。
特にこの方の演奏するダールのコンチェルトは大好きで、10代のころから良く聴いてました。
私の中で、ダールの協奏曲といえばシンタの音が蘇って来るぐらい(笑)シャープで生き生きとしたリズム感は衝撃でした。
懐かしすぎて、速攻でCDを注文してしまいました・・情報ありがとうございます。
しかし、カラオケになっているっていうのは凄いですね。ハイデンのソナタとか合わせてみたいです(爆)

そういえば、グラズノフの協奏曲のレコードで(誰の演奏かは忘れてしましましたが)B面がオーケストラのカラオケ(まさにカラオケ!笑)になっているのがあったと記憶しているのですが・・御存じないですか?
最後はいつも質問ばかりですいません・・。

あ、今年も協会のコンクールを聴きに行く予定です。
頑張って下さい!!


シンタのダール、懐かしいです。
一度FMで放送されたことがあって、録音したカセットをよく聴いたものでした。
これもCDにならないものか、期待しています。

グラズノフのカラオケは、すいません、初耳ですね。
M沢先生あたりでしたら何かご存じかも。

協会コンクール…
あと合わせは1回予定です(^^;どうなることやら。
頑張ります。

グラズノフ
kotoさま
これなんかどうでしょう。コッホのコンチェルトも入って2曲の楽譜もついてきます。
http://www.sheetmusicplus.com/store/smp_detail.html?item=3368011&cart=3082233483

このCDは、アメリカのサクソフォンを物語る上で必要不可欠なアルバムですね。演奏スタイルは古さを感じさせる箇所がないわけではありませんが、時代を超えて(あるいはフランスやアメリカという文化を違いを超えて)普遍的なものは何かを真摯に追求した音楽がここにあると思います。
ぜひ、過去のすばらしい録音のCD化をMark社に望みたいところです。

>マエジマ様
こんなのがあるんですね・・凄いです。
ちょっと欲しいかも・・(笑)
情報ありがとうございました。

>mcken様
私は不勉強なので、アメリカが~フランスが~とかいうのはよくわからないのですが、このCDはとても良い演奏でした。
本当に過去の良い物をどんどんとCD化してほしいですね。

協会コンクール

あのスーパー中学生カルテットは今年は出ないのですね・・・凄く残念!!
それと今年は前田ホールじゃないんですね。

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